Hondaの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーは、小型ビジネスジェット機「Honda Jet」の日本での受注を開始した。国土交通省に対し、今年5月に機体の型式証明申請を行っており、2019年前半に納入開始を予定している。
日先日スイス・ジュネーブで発表された最新型の「Honda Jet Elite（ホンダジェット エリート）が、日本でも販売されることになる。ホンダジェット エリートは最大7名乗りで、航続距離は約2661km。価格は525万ドル（約5億7700万円）。エンジンノイズを低減させる新インレット構造の採用により静粛性の向上、安全性制御も大きく進化し、あらゆる面でクラス最高水準を実現している。インテリアの充実感も向上し、フルサービスギャレーやスピーカーを用いないBongioviオーディオシステム（オプション）も採用されている。ペイントカラーはアイスブルー、モナークオレンジ、ルビーレッドの3色となる。
ホンダ エアクラフト カンパニーの藤野道格社長は、「ビジネスジェットを使う文化が定着していない日本において、Hondaが率先してその価値を伝え、市場を掘り起こしていきたい」と抱負を語った。
HondaJet Elite 主要諸元
■座席数：最大7名乗り
■エンジン：GE Honda エアロエンジンズ社製（GHAE）HF120
■最大運用高度：13,106m（43,000ft）
■全長×全幅×全高：42.62ft×39.76ft×14.90ft
■最大巡航速度：422ノット（約782km/h）※高度3万フィートにおいて
■航続距離：2,661km
