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【SHOEI】話題のシステムヘルメット「NEOTEC Ⅱ」など新作続々【大阪モーターサイクルショー】


フルフェイスの安心感とオープンフェイスの開放感を兼ね備えたシステムヘルメット「NEOTEC Ⅱ」をはじめ、オフロード用ヘルメットの「VFX-WR」、そして昨年秋にフルフェイスのスタンダードモデルとして登場した「RYD」と、SHOEIブースには注目の新製品が展示されていた。(PHOTO&REPORT:山下博央)

「NEOTECH Ⅱ」の注目ポイントが、専用のコミュニケーションシステムの取り付けを行えること。専用のSENAのインターコム製品「SRL」を購入して簡単に装着することができるのだ。

大阪モーターサイクルショーでのSHOEIブースの様子。

「GT-Air」や「Z-7」などのヒット商品を生み出しているSHOEI。この春、話題となっているのはシステムヘルメットの「NEOTEC Ⅱ」であろう。スタイルはフルフェイスながら、ヘルメット正面部はシールドごと開閉するフェイスカバーを採用しており、走行時はフルフェイスとして、そして停車時はフェイスカバーを開閉してオープンフェイスヘルメットのような手軽さを兼ね備えたヘルメットである。また、GT-Airでも人気の装備となるサンバイザーも備えており、斜光などでまぶしい時などはすぐにサンバイザーを下して安全に走行を行うこともできるなど、ツーリングに最適なヘルメットでもあるのだ。


「NEOTEC Ⅱ」は先代のNEOTECの進化版であり、まずはそのフォルムに注目。システムヘルメットは構造上、帽体が大柄になり、重量も重くなってしまうが、新しい「NEOTEC Ⅱ」は帽体がコンパクトになりスタイリッシュなフォルムになっているのだ。また、フェイスカバーは二段階のロック機構を備えているほか、不意にフェイスカバーが下りないようにしている。さらに、ベンチレーション性能を進化させるとともに専用設計のCNS-3シールドを採用して気密性を向上させているほか、静寂性も大幅に良くなっている。


さらに、この「NEOTECH Ⅱ」で注目したいのが専用のコミュニケーションシステムの取り付け機構を備えていることで、これは別売りとなるがSENAのコミュニケーションシステム「SRL」の取り付け機構を備えた設計が最初から施されており、SRLを別途購入することで、簡単にコミュニケーションシステムを装着することが可能になっている。最近はヘルメットにインカムなどのコミュニケーションシステムを装着する人が多いが、ヘルメットそれぞれに合わせてスピーカーの取り付けや配線の取り回しなどを行わなければならず、少々面倒であった。しかし、「NEOTECH Ⅱ」の場合はSENAの「SRL」に完全対応しているため、簡単に取り付けが行えるようになっているのだ。なお、この「NEOTECH Ⅱ」は5月頃からの発売を予定しており、SENAの「SRL」も同時期からの発売を予定している。

オフロードヘルメットのVFXは「VFX-WR」へと進化した。

SHOEIのオフロードヘルメットのフラッグシップ、VFXがモデルチェンジし「VFX-WR」として登場した。前モデルのVFX-Wの正常進化版となり、エッジの効いたシルエットはそのまま受け継ぎながらバイザーやノーズカバーなどのパーツを帽体と一体化させたデザインとして迫力の増したフォルムとしている。また、「VFX-WR」では新たに開発した衝撃吸収構造「M.E.D.S」(Motion Energy Distribution System)を採用し、転倒時ヘルメットが受ける衝撃を低減し、安全性を高めている。また、内装やベンチレーションも改良が加えられ、ソフトな被り心地と快適性を両立させているのだ。


SHOEIは今年も話題性の多いモデルが追加されており、シーズンインを目前としたこの時期、同社のニューモデルにも注目したい。

フルフェイスのスタンダードモデル「RYD」も展示。
SHOEIのフルラインナップが展示されている。


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