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クルマとしての楽しさが詰まっている1台「シルビア・ヴァリエッタ」。近年再評価されているネオクラシックカーはやはり美しい


CLCARSは輸入車の話題も多いのでこの様なクルマはあまり登場する機会も多くありません。今回はシルビア・ヴァリエッタのことをご紹介します。


シルビア・ヴァリエッタはオープンモデル



シルビア・ヴァリエッタは、最後のシルビアS15型に設定されていた、オープンモデルです。かなり速い段階で、国産車としては量産初の「クーペカブリオレ」タイプのリトラクタブルハードトップオープンカーです。


個人的には常々、「欲しいクルマに乗れるとは限りません。ご縁のあるクルマ、はなしのきたクルマに乗ればいいのです。」と申し上げていますが、このクルマ実は私のクルマで唯一ではないでしょうか。「かねてから、いいものがあれば乗ってみたい」と思って探していたクルマでもあるのです。


その理由は次のようなことからです。オープンカーに乗ってみたかった。維持費の高いクルマ、日常使用が難儀するようなややこしいクルマではないものがよい。そこまで大きくないクルマがいい。燃費もある程度普通に10キロ/リットル以上走ってほしい。でも珍しいクルマであるとよい。かっこいいとなおよい。こんなのを満たすクルマというのは案外少ないのですが、シルビア・ヴァリエッタはこれをわりと「さらっと」満たしていました。


総生産台数は1120台というレアな車体


総生産台数は1120台。シルビアの中ではクーペの一番高価なモデルよりも高いほどの価格が設定されていたにもかかわらず、エンジンはベーシックなもの。なかなか積極的にオープンが欲しい人でないと選択しないということもあるでしょう。エンジンはSR20です。スポーツカーから、チューニングをかえてセレナなどにも使っていたエンジン。これ実は、タイミングベルトのない、チェーンタイプのエンジンなので距離はまったく問題ない、オイル交換くらいしておいてあげればよいエンジンなのです。


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