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【浦和】西川周作600試合到達の源「レッズのゴールを守り続けるというのはいい緊張感がある」


浦和GK西川周作(2024年4月20日撮影)

<明治安田J1:浦和2-1横浜>◇6日◇第12節◇埼スタ

浦和レッズGK西川周作(37)が歴代3位となるJ1通算600試合を白星で飾った。ホームに横浜F・マリノスを迎えて2-1と競り勝った。

前半42分に正確な右サイドへのロングパスでMF伊藤の先制点の起点となると、守っても後半29分には横浜FWヤン・マテウスが得意とする右からのカットインからの左足シュートも難なくキャッチ。終盤に1失点こそしたが、抜群の安定感を披露した。

節目よりもチームの勝利を喜んだ。「通過点でしかない。とにかくチームのためにベストを尽くす。勝てて良かった」。

プロ20年目、05年のデビュー戦も横浜相手だった。ちなみに500試合目は大分トリニータ戦で、相手のGKはこの日の横浜のゴールマウスを守っていたポープ・ウィリアム。ポープから声を掛けられ「何か縁があるね」と笑った。

600試合に到達した原動力は何なのか? 西川は見解をこう語った。

「浦和レッズのゴールを守り続けるというのはいい緊張感がある。緊張感のおかげで成長へできている。見られている視線があるから、多少痛くても痛くない。何かこう力を与えてくれる。今日も4万人いてくれた」

「無事之名馬」という格言があるが、アスリートとしての才能に加え、大きなケガをしなかったことが20年にも及ぶ選手生命を支えている。

「今まで筋肉系はあんまり記憶にないくらいケガしたことがない。昔から水分量に気を付けている。そこが低下していまうと疲労がたまって危険な状況になる」。

体のケアに入念に取り組む。そこは元浦和のレジェンド、阿部勇樹さんがお手本だ。「あの姿勢を見ながら10年間やったんで。人より時間を使う量が半端なかった」。

1年前はアジア・チャンピオンズリーグを制覇した。その映像を試合前に見直して「鳥肌が立った」と奮い立った。くしくも対戦した横浜は11日にACLの決勝第1戦を控える。自身の感激を思い出しながら「マリノスの選手にもぜひ頑張って勝ってもらいたい」とエールを送った。

まだまだサッカー人生は続く。「やりがいのあるポジション、やれる限り長くやり続けたい」。その視線の先には、前人未到の700試合という大台も見えている。【佐藤隆志】

◆記録メモ 西川の初出場は大分時代の05年7月2日の横浜戦(大分)で、通算出場数の歴代最多はMF遠藤保仁で672試合、2位がGK楢崎正剛で631試合。上位2人の600試合到達時の年齢を見ると、遠藤が38歳9カ月13日、楢崎が39歳5月18日。最年少の37歳10カ月18日で到達した西川には、さらなる記録更新が期待される。

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