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【阪神】V2ラン近本光司こどもの日通算打率4割2分9厘「勝てて特別な日」家では愛娘のパパ


巨人対阪神 ヒーローインタビューを終えスタンドに手を振る近本(撮影・加藤哉)

<巨人2-4阪神>◇5日◇東京ドーム

子どもたち、これがヒーローだ! 阪神近本光司外野手(29)が、先制&決勝アーチで連敗を「2」で止めた。3回1死二塁で巨人高橋礼投手(28)から4号2ラン。5月5日「こどもの日」は通算21打数9安打、打率4割2分9厘と打ちまくり、チームも同日は15年から引き分けを挟み8連勝と無敵だ。今季初の同一カード3連敗を阻止し、2位巨人と再び2ゲーム差。かっこいい虎戦士が東京ドームの虎党キッズたちを喜ばせた。

   ◇   ◇   ◇

子どもたちも大はしゃぎだ。近本が打ち上げた白球は右翼席最前列へはずんだ。先制&決勝の4号2ラン。「試合の主導権を握ることができてよかった」。今季初の同一カード連敗を阻止する一撃に安堵(あんど)した。

狙いは明確。「しっかり上からつぶす気持ちで、高めを待っていました」。両軍無得点の3回1死二塁。アンダースロー高橋礼の浮き上がるボールをイメージし、117キロスライダーに反応してみせた。オープン戦を含め、高橋礼から今季13イニング目で初得点だ。自ら思考し、狙いを定め実践する。子どもたちのお手本になるようなプロセスで生み出したアーチだった。

5月5日「こどもの日」はプロ通算21打数9安打、打率4割2分9厘と好相性。近本にとって5月5日初本塁打も飛び出し、同日にチームは引き分けを挟んで8連勝と最高のファンサービスを届けた。「自分の中でもこどもの日、けっこうヒーローになってるって思っている」。2年前は甲子園でお立ち台に立っている。この日も試合後、東京ドームでのヒーローインタビューで「子どもたちがたくさん来ていると思うので、勝てて特別な日だと思います」と声を張り上げた。

家に帰れば愛娘たちのパパになる。コロナ禍で自宅待機が続いた4年前。当時1歳の長女と自宅の廊下で一緒になって「ハイハイ」に励んだ。動物のような動きで全身を鍛える「アニマルトレーニング」に励みつつ「来年のこどもの日は5安打打ちます!」と宣言。それから5安打とはいかなくても、背番号5は5月5日にめっぽう強い。家族はもちろん「たくさんのファンの方の記憶に残るような試合を1試合でもできるように僕たちは頑張ります」と力を込める。

3点リードの4回2死三塁では坂本の右中間への飛球をダイビングキャッチ。「落ちたら1点だし、しっかり捕れたのは良かった」と冷静だ。母校の社(兵庫)が春季兵庫大会16年ぶりの優勝を決め「僕の力にもなる。おめでとう」と祝福も忘れなかった。いつでも子どもたち、野球少年少女たちの絶対的味方。2位巨人とのゲーム差を2に広げ、ヒーローが甲子園に帰る。【中野椋】

▼阪神とソフトバンクが勝ち、ともに5月5日のこどもの日は8連勝。こどもの日の8連勝は55~63年西鉄、64~70年ロッテ(64年はダブルヘッダー連勝)に並ぶ最長となった。

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