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長谷部誠が引退表明「今が最適と総合的に判断」クラブに残り欧州での指導者目指す


長谷部誠(2018年撮影)

ブンデスリーガ、アイントラハト・フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(40)が17日、現役引退を表明した。

日本時間の午後8時30分からドイツで会見を開き「今季で現役生活を終える」と発表した。23-24年シーズンは全うし、チームとして6位の確保を目指す。代表通算114試合のうち、主将として8年間で81試合は歴代最多。10年南アフリカ大会からW杯3大会連続でキャプテンを務めたボランチは、クラブに残って指導者の道を歩む。

   ◇   ◇   ◇

プロ生活22年、ドイツ17年目、Eフランクフルト丸10季の節目に、長谷部が決断した。「今季で現役を終える」と電撃的に会見で表明。長い現地生活を物語るように、全て流ちょうなドイツ語で30分間にわたって語り「5、6年前から、いつかはこの時が来ると思っていた。今が正しいタイミングだと思う。理由はたくさんある。肉体的な面もあって回復に時間がかかるようになった」と、しかし晴れやかな表情で報告した。

無名だった中学時代も2年夏から主将を務めた、生粋のリーダー。静岡・藤枝東高から02年に浦和入り。06年にデビューした日本代表ではW杯南ア大会からブラジル、ロシアと3大会連続でキャプテンを務めて2度の16強入りへ統率した。

代表歴12年半のうち8年間、主将マークを巻いた。南ア大会の直前、中沢佑二の後任として当時の岡田武史監督から指名され、ロシアでは当時の日本人最多タイW杯11試合目を最後に代表引退。帰国会見では「99%の満足感と1%の後悔。その1%はこれからのサッカー人生、その後の人生につなげられるようにやっていきたい」と語っていた。

クラブでは08年にブンデスリーガのウォルフスブルクへ。ニュルンベルクを経て14年にEフランクフルト移籍。ここでも主将を任されるなど信頼され、ボランチやリベロで長く活躍。独1部で383試合(7得点)はアジア人最多で21-22年には欧州リーグ制覇も成し遂げた。クラブとはコーチ転身を含めた27年までの契約を結んでいたが「家族とも相談し、今が最適と総合的に判断した。クラブに残る。ライセンスも取りたい」と欧州で指導者になる夢を語った。W杯優勝4度のドイツで地位を築いた男だけに、次代のA代表監督としても期待されている。

11年の著書「心を整える。」はミリオンセラーとなり、印税1億1700万円(13年当時)を東日本大震災の被災地へ全額寄付。国内外でサッカー選手の価値を向上させた存在だった。

◆長谷部誠(はせべ・まこと)1984年(昭59)1月18日、静岡県藤枝市生まれ。浦和次代にリーグとACLを制覇。ウォルフスブルクでは08-09年にブンデス優勝。代表も含めた公式戦の通算出場試合数は700試合を超える。J1は通算149試合12得点。Eフランクフルトでは今季開幕戦でクラブの最年長出場記録(39歳214日)を更新。16年にモデル佐藤ありさ(27=当時)と結婚。利き足右。180センチ、72キロ。

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