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【U23日本代表】五輪アジア最終予選、6大会連続の初戦完封 退場者も「想定外ではなかった」


U-23日本代表大岩剛監督(2024年4月15日撮影)

<U-23アジア杯・カタール大会:U-23日本1-0U-23中国>◇16日◇ジャシムビンハマド

【ドーハ16日(日本時間17日)=佐藤成】日本が、五輪アジア最終予選では6大会連続の初戦完封を達成した。

開催国枠だった前回21年東京大会を除き、第1戦の無失点を00年シドニー予選から継続。開始早々の17分にDF西尾隆矢(22=C大阪)が退場も、前日に10人となった場合を想定した準備と対策をしていた。

「想定内の想定外」だった。副将の1人、DF西尾がまさかの一発退場。守軸を失ったが、追加タイムを含めて86分間、数的不利の10人で失点しなかった。五輪最終予選で6大会連続の完封発進。背景にあった備えを、右サイドバックでフル出場したDF関根大輝(21=柏)が明らかにした。

「昨日(試合前日)の練習でも一応、退場を想定して10人になった場合のセットプレーだったりをやっていたので、焦ることなく、相手の1本目のCKなど見て、どこが危ないのか、ということを中で声がけして集中できたので良かった」

リスタートだけでなく流れの中でも10人での戦い方について共有されていた。「まさか起きると思っていなかったけど、一応想定外ではなかった」。周到な準備が無失点の裏にあった。

対応力も光った。全23人で最年少19歳のDF高井幸大は相棒の西尾が退場しても、集中力を保って守備陣を統率した。「10人になってもやることは変わらない」。ビッグセーブを連発、試合後発表のボール支配率で38%-62%と劣ったチームを救ったGK小久保も「落ち着いてプレーできた」と0封に驚きはなかった。

退場を機に、五輪出場が1回しかない中国を相手に前半から押し込まれる展開となったが、後半は、より高い位置でボールホルダーに対するプレスのかけ方を明確にし、ラインを押し上げていた。大岩監督も「非常に選手がよくやってくれた。内容も結果も大きい1試合になった」と10人での勝ち点3に目を細めた。失点しなければ負けはない。逆境で一体感が際立ち、加速度的に自信が深まった。

◆サッカー男子パリ五輪への道 今大会がアジア最終予選を兼ねる。4チームずつ4組の1次リーグ各組1、2位が準々決勝へ。日本のB組は、オーストラリアや開催国カタールなどが入ったA組の2位か1位と当たる。3位まで五輪出場権を獲得。4位はアフリカ4位ギニアとの大陸間プレーオフ(5月9日、パリ近郊)に回る。前回21年の東京五輪でアジア最上位の4位だった日本が予選突破した場合、パリ本番ではアジア勢の1番手となって1次リーグD組に入る見込み。

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