元広島の北別府さん「野球の一本道歩まれた」＝親交あった村田兆治さんしのぶ

　「マサカリ投法」で知られる元ロッテの村田さんの死去を受け、親交のあったプロ野球ＯＢからしのぶ声が続々と上がった。 　先発完投型の投手に贈られる沢村賞の選考委員を村田さんと共に務めた元広島の北別府学さんは自身のブログを更新し、「いつお会いしても野球の話しかされない方。一本気であり、本当に野球の一本道を歩まれてきた方だった。もう一度お会いして野球の話がしたかった」とつづった。同委員会委員長で元巨人の堀内恒夫さんはブログで「言葉にならない」と、ショックを受けた様子を記した。 　ロッテの後輩で、現在東海大投手コーチの井辺康二さんは「とにかくストイックに練習する。まずランニングと教わった。フォークは指の力が必要だと言って、５キロの鉄アレイを指で挟んで持ち上げていた。僕もやってみたができなかった」と思い出を語った。　（了）【時事通信社】