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豊昇龍「形」を模索=山盛りの発奮材料―大相撲秋場所企画(上)


 大相撲秋場所は11日に東京・両国国技館で初日を迎える。先場所は新型コロナの影響で休場者が相次ぎ、異例の番付編成となった。そんな中、伸び盛りの豊昇龍は皆勤して新関脇に昇進。師匠として歩み始めた元白鵬の宮城野親方にも注目した。  ◇けがを押し「自信」に  3月の春場所で新小結となった豊昇龍は、3場所連続で勝ち越し。先場所は右足に痛みを抱え、師匠の立浪親方(元小結旭豊)が休場を勧めるほどの状態だった。だが本人は「番付を落としたくない」と奮起。足袋をはいて患部の負担を減らすなど土俵への執念を示して9勝6敗。春、夏場所はともに8勝止まりとあって、「びっくりした。もちろん自信になった」と胸を張る。  豪快な投げを打つ。おっつけても寄っても攻められる。ただ、得意の攻め手が定まらず、一番ごとに対応しているという。いずれは欲しいのが必勝の形。前まわしを引き、頭を付けて出る取り口を師匠とともに模索しており、「自分の形にしていきたい」。  研究熱心な気質も強みで、解禁された巡業では多くの力士の観察にも時間を割いた。感染拡大後、出稽古ができない時期が長かった。それだけに「いろんな相撲を見るようにしている。(巡業は)勉強になった」と収穫にした。  関脇昇進の記者会見では、おじの元横綱朝青龍に関する質問が重なり、「何で比べるの」と口をとがらせた。話題性ではなく、自身の相撲そのものに注目してほしいようだ。名古屋場所で逸ノ城が初優勝し「悔しい気持ちになった」とも。伸びしろも魅力の23歳は、多くの発奮材料を得て主役の座を狙う。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕稽古をする新関脇の豊昇龍(左)=8月19日、東京都台東区の立浪部屋
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