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コロナの壁、辛くも乗り切る=「離脱」も広がりなし―北京五輪〔五輪〕


 北京五輪は徹底した感染対策を講じて、2週間を超える日程を辛くも乗り切った。新型コロナウイルス検査で次々と陽性者が出て有力選手を欠いた種目もあったが、「離脱」は部分的。総じて高い競技性や公平性は保たれた形だった。  ノルディックスキー・ジャンプ女子のマリタ・クラマー(オーストリア)は、出発前の検査で陽性となり出場を断念。ワールドカップ(W杯)で圧倒的な強さを見せていた20歳はSNSに「夢が消え去ってしまった」と悲痛な言葉を投稿した。5日に行われた競技ではウルシャ・ボガタイ(スロベニア)らがハイレベルな争いを見せ、クラマー不在の影響を感じさせなかったのは幸いだった。  ノルディック複合では、個人ノーマルヒル3連覇が懸っていたエリック・フレンツェル(ドイツ)やW杯総合3連覇中のヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)ら、多くの強豪選手が現地入り後の検査で陽性になった。隔離期間を過ごした後に出場できた種目もあったが、万全の状態とは言えなかった。団体で同僚の奮闘もあって銀メダルを獲得したフレンツェルは「長い隔離の後のレースはつらかった」と本音をこぼした。  フィギュアスケート男子でもコロナの影響はあった。ビンセント・ゾウ(米国)は団体銀メダルに貢献も、その後に陽性が判明。個人種目は出られず、閉幕日の20日にあったエキシビションには登場した。しかし、本人のインスタグラムによると、同じ日に濃厚接触の可能性があると伝えられ、閉会式には参加できなかった。  感染がないのに陽性と判定される「偽陽性」となったり、濃厚接触者とされたりして競技に参加できなくなる懸念もあったが、毎日の検査や徹底した隔離が功を奏してか、大きな問題はなし。日本選手で一時練習に参加できなくなったケースもあったが、その後に陰性結果を得て難を逃れた。  アイスホッケー男子では、北米アイスホッケーリーグ(NHL)の選手が前回の平昌大会に続いて不参加だったが、スポーツの常として、トップ選手がいつもそろうわけではない。北京大会は、出場できた選手たちが、最高の戦いを演じた五輪になったと言えるだろう。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕入場する各国の選手たち=20日、北京 〔写真説明〕閉幕し、打ち上げられた花火=20日、北京
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