『Z世代の環境意識とチル消費に関する実態調査』を実施
News Release
2023年5月22日
チューリッヒ保険会社
『Z世代の環境意識とチル消費に関する実態調査』を実施
山を通じて環境へ意識を向けるZ世代の60.7%が 山への魅力として「チル※」を感じるからと回答
〜「ニュース」「ゴミの分別を行うとき」「カフェの紙ストロー」など 日常の中で環境意識を高めるZ世代の実態が明らかに〜
チューリッヒ保険会社(東京都中野区、日本における代表者および最高経営責任者:西浦 正親)は、Z世代の環境意識とチルに関する実態調査を実施しました。
チル消費が増加している背景の一つに、現代のストレスフルな社会情勢が影響していることが考えられます。SNSでは「チル」がキーワードにもなっており、チルを感じる方法として自然とのふれあいが挙げられています。
そこでデジタルネイティブ世代であるZ世代1,009名に対し、環境問題を意識する瞬間やその理由を調査しました。
※「チル」とは
「のんびりする・まったりする・くつろぐ・心身をリラックスさせる・落ち着ける」などの状態を指す。
■調査サマリー
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195747-O1-17ze3dO1】
■調査概要
調査概要:Z世代の環境意識とチル消費に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査機関:株式会社IDEATECH
調査期間:2023年2月7日〜同年2月13日
有効回答:毎日2時間以上SNSを利用している18歳〜26歳未満のZ世代(1990年半ばから2010年代での出生)1,009名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「チューリッヒ保険会社」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL: https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/survey230522/
■Z世代の62.2%が、環境問題に対して危機意識あり
「Q1.あなたは、環境問題に対してどの程度危機意識を感じていますか。」(n=1009)と質問したところ、「非常に危機感を感じている」が15.1%、「やや危機感を感じている」が47.1%という回答となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195747-O2-8rsfE0Yu】
・非常に危機感を感じている:15.1%
・やや危機感を感じている:47.1%
・あまり危機感を感じていない:24.7%
・全く危機感を感じていない:5.6%
・わからない/答えられない:7.5%
■特に「気候変動」や「CO2の排出問題」に危機感を実感
Q1で「非常に危機感を感じている」「やや危機感を感じている」と回答した方に、「Q2.あなたが危機感を感じている環境問題を教えてください。(複数回答)」(n=627)と質問したところ、「気候変動」が63.2%、「CO2の排出問題」が56.3%、「森林破壊」が48.3%という回答となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195747-O3-5x1buiZC】
■環境問題に危機意識を持ったきっかけは、「テレビ」が38.9%で最多、次いで「学校の授業」が28.7%
Q1で「非常に危機感を感じている」「やや危機感を感じている」と回答した方に、「Q3.あなたが環境問題に危機意識を持ったきっかけを教えてください。」(n=627)と質問したところ、「テレビ」が38.9%、「学校の授業」が28.7%、「SDGsが注目され始めてから」が11.0%という回答となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195747-O4-2X4p7vUF】
■他にも「夏の暑さが年々ひどくなっているのを感じたため」や「動物園で絶滅危惧種をみたこと」などの声も
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、環境問題に危機意識を持ったきっかけがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=608)と質問したところ、「夏の暑さが年々ひどくなっているのを感じたため」や「動物園で絶滅危惧種をみたこと」など358の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・24歳:夏の暑さが年々ひどくなっているのを感じたため。
・25歳:好きなアイドルが環境について考えるキャンペーンをやっていた。
・22歳:SDGsについて調べたときに、日本が環境破壊をしていることの重大さに気がついたから。
・25歳:最近、冬でも暖かいから。
・25歳:就職活動中、いろんな会社の社会貢献や慈善活動の取り組みについて考え始めたことから。
・24歳:動物園で絶滅危惧種をみたこと。
・25歳:海が汚れていくのを見て。
■57.5%が、日常生活の中でも環境を意識
「Q5.あなたは、日常生活の中で環境や自然について意識する瞬間はどの程度ありますか。」(n=1009)と質問したところ、「非常にある」が13.2%、「ややある」が44.3%という回答となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195747-O5-vSMa2374】
■意識する瞬間は、「環境問題に関するニュースや記事を見たとき」や「山に行ったとき」などさまざま
Q5で「非常にある」「ややある」と回答した方に、「Q6.あなたが環境や自然について意識する瞬間はどのようなときですか。具体的に教えてください。(複数回答)」(n=580)と質問したところ、「環境問題に関するニュースや記事を見たとき」が68.4%、「ゴミの分別を行うとき」が39.1%、「海や川に行ったとき」が34.3%という回答となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195747-O6-eP1pnPr5】
■他にも「自然災害や異常気象」、「バイトで食品を捨てるとき」などに意識するとの声も
Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、環境や自然について意識する瞬間があれば、教えてください。(自由回答)」(n=568)と質問したところ、「自然災害や異常気象」、「バイトで食品を捨てるとき」など277の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・25歳:自然災害や異常気象。
・22歳:スターバックスが紙ストローになったとき。
・18歳:バイトで食品を捨てるとき。
・22歳:土地開発などがされているとき。
・24歳:節電を意識して生活しているとき。
・24歳:道端を歩いていてゴミがポイ捨てされているのを見たとき。
・24歳:日に日に夏が暑くなっているのを実感したとき。
・22歳:スーパーで買い物をするとき。価格高騰でいつも買えていたものが買えなくなったり、昔はよく食べていたのにいつの間にか食べられなくなっていたものを見つけたとき。
・25歳:散歩しながら道端の木や花を眺めているとき。
■山に行く際のアクティビティは、「自然探索」が58.1%で最多
Q6で「山に行ったとき」と回答した方に、「Q8.あなたが山に行った際、どのようなアクティビティを行いますか。当てはまるものを教えてください。(複数回答)」(n=117)と質問したところ、「自然探索」が58.1%、「キャンピング」が37.6%、「サイクリング」が34.2%という回答となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195747-O7-cEZkTT41】
■山や森林の魅力は、「日々のストレスを発散することができる」や「チルを感じることができる」などの声
Q8で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.あなたが思う山や森林の魅力を教えてください。(複数回答)」(n=112)と質問したところ、「日々のストレスを発散することができる」が63.4%、「チルを感じることができる」が60.7%、「感動的な風景や自然を味わうことができる」が60.7%という回答となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195747-O8-4C0W6496】
■その他に、「空気が澄んでいる」や「貴重な動植物を見られる」などの魅力も
Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q10.Q9で回答した以外に、あなたが思う山や森林の魅力があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=111)と質問したところ、「空気が澄んでいる」や「さまざまな貴重な動植物を見られる」など58の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・24歳:空気が澄んでいる。
・24歳:さまざまな貴重な動植物を見られるところ。
・20歳:シンプルに山や木が好きで、木漏れ日の中を歩いたり木の匂いや空気を感じるのが好き。
・24歳:山や自然は、人の心を癒す効果がある。
・18歳:開放感があり日常を忘れられる。
・24歳:静かで風の音が聞こえ、現実の世界と離れた感じ。
・25歳:ひとつひとつの木に個性があってとても面白いこと。
・23歳:星が綺麗。
■まとめ
今回の調査を通じ、Z世代の多くが環境問題に危機感を持っているという実態が明らかになりました。
特に「気候変動」や「CO2の排出問題」に関する危機感が高く、約6割ものZ世代が日常生活を過ごす中、「環境問題に関するニュースや記事を見たとき」や「山に行ったとき」などさまざまな場面で環境を意識しているようです。
近年では、キャンプや自然に触れる体験によるチル消費が注目されており、今回の調査でも山や森林の魅力について聞いたところ、「日々のストレスを発散することができる」や「感動的な風景や自然を味わうことができる」などの声が挙がりました。
このような自然の中での体験を求め、SNSやデジタル文化から離れる「デジタルデトックス」という言葉も生まれました。デジタルと当たり前に触れ合う世代だからこそ、対極とも言える自然への関心も高いことが推察できます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195747-O9-6beqtO89】
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