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ベネトクラクスの慢性リンパ性白血病に対する一定投与期間治療を評価する試験の複数のマイルストーンを発表


2019年3月25日



アッヴィ合同会社



治療歴のない慢性リンパ性白血病の治療薬として、ベネトクラクスの一定投与期間治療を評価する第III相試験の複数のマイルストーンを発表



●ベネトクラクスとオビヌツズマブの併用療法を評価する第III相CLL14試験は、併存疾患があり、治療歴のない慢性リンパ性白血病(CLL)に対し、化学療法を含まない一定投与期間の治療を検討する、初めての無作為化臨床試験

●治療歴のないCLL治療薬として、ベネトクラクスとオビヌツズマブ併用療法の適応追加申請(sNDA)を米国食品医薬品局(FDA)に提出

●FDAは、本申請の審査にReal-Time Oncology Review(RTOR)パイロットプログラムを適用する予定で、審査を迅速化する意向

●第III相CLL14試験結果に基づき、ベネトクラクスは5つ目の画期的治療薬(ブレークスルー・セラピー)の指定をFDAより取得



イリノイ州ノースシカゴ、2019年3月7日(米国時間)-グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業であるアッヴィ(NYSE: ABBV)は、治療歴のない慢性リンパ性白血病(CLL)の成人患者さんを対象に、一定投与期間の治療として検討されているオビヌツズマブ併用療法について、ベネトクラクスが米国食品医薬品局(FDA)より5つ目の画期的治療薬(ブレークスルー・セラピー)の指定を受けたことを発表しました。本指定は、FDAが重篤または生命にかかわる疾患治療の審査を迅速化することを目的としています。今回の指定取得と同時に、治療歴のないCLL治療としての適応追加申請(sNDA)がFDAに提出されています。



FDAは、ベネトクラクスとオビヌツズマブ併用療法の審査にあたり、安全で効果的ながん治療薬をできるだけ早く患者さんが利用できるよう、審査プロセスの効率化に向けてReal-Time Oncology Review(RTOR)パイロットプログラムを適用する予定です。



アッヴィのバイスプレジデント兼血液学分野の開発グローバル責任者であるモハメド・ザキ医師(M.D., Ph.D.)は次のように述べています。「一定投与期間のベネトクラクスとオビヌツズマブ併用療法を検討した結果、両剤を併用することにより、一部のCLL患者さんにおいて疾患の悪化がなく生存期間が延長し、休薬を維持した状態で無増悪生存期間が延長する可能性があることがわかりました。RTORプログラムのもとFDAと協力し、この画期的かつ唯一の新薬を未治療のCLL患者さんに予想よりも早く届けられるよう取り組んで参ります」



ベネトクラクスとオビヌツズマブ併用療法のsNDAは、最初のCLL治療として本併用療法を12カ月間受けた患者さんを対象とした、第III相CLL14試験のデータに基づくものです。CLL14試験は、CLLを対象に化学療法を含まない一定投与期間の治療を検討する、初めての無作為化試験です。



FDAによる医薬品申請の標準的な審査期間は6カ月から10カ月です1。RTORプログラムは、製品の安全性および有効性を評価する上で最も重要なデータを早期に提出することを重点に置いています。RTORを適用することで、FDAはデータの大部分を正式な提出前に審査することが可能となります。



ベネトクラクスは、アッヴィとロシュ社が開発を行っています。米国ではアッヴィとロシュグループの一員であるジェネンテック社が共同販売しており、米国以外ではアッヴィが販売しています。



慢性リンパ性白血病について

CLLは一般に進行が遅い骨髄および血液のがんで、Bリンパ球と呼ばれる白血球ががん化して異常に増殖します2。米国においてCLLは、毎年新たに診断される白血病症例の20,000例以上を占めます2。



第III相CLL14試験について

前向き多施設共同非盲検無作為化第III相CLL14試験は、German CLL Study Group(DCLLSG)との綿密な共同の下で、併存疾患があり、治療歴のないCLL患者さんを対象にベネトクラクスとオビヌツズマブ併用レジメン(n=216)の有効性および安全性を、オビヌツズマブとクロラムブシル併用レジメン(n=216)との比較により評価しました。ベネトクラクスとオビヌツズマブ併用療法では、ベネトクラクスの12カ月一定期間の投与とオビヌツズマブの6サイクルの投与を併用しました。本試験では445例の患者さんが登録され、これらの患者さんはいずれも、International Workshop on Chronic Lymphocytic Leukemia(iwCLL)の規準に従った、治療歴のない患者さんでした。主要評価項目は、iwCLLの規準3を適用し、治験担当医師の評価に基づく無増悪生存期間としました



重要な副次評価項目は、独立審査委員会の評価による無増悪生存期間、末梢血中および骨髄中の微小残存病変(MRD)陰性、奏効率および完全奏効率、完全奏効例での末梢血中および骨髄中のMRD陰性、ならびに全生存期間でした。



ベネトクラクス(米国)について

ベネトクラクスは、B細胞リンパ腫2(BCL-2)タンパク質に対し、選択的に結合および阻害するファーストインクラスの薬剤です。いくつかの血液がんでは、BCL-2がアポトーシスと呼ばれるがん細胞の自然死または自己破壊の過程を阻止します。ベネトクラクスは、BCL-2タンパク質を標的とし、がん細胞で失われたアポトーシスの過程を回復させる作用があります4。



ベネトクラクスは、アッヴィとロシュ社が開発を行っています。米国ではアッヴィとロシュグループの一員であるジェネンテック社が共同販売しており、米国以外ではアッヴィが販売しています。これら数社の共同でBCL-2研究に取り組んでおり、ベネトクラクスは種々の血液がんおよび他のがんを対象に複数の臨床試験で現在評価されています。



米国FDA、欧州医薬品庁またはその他の保健当局による、治療歴のないCLL患者さんにおけるベネトクラクスの有効性および安全性の評価は行われていません。



2016年4月、FDAは1つ以上のレジメン治療歴がありFDAが承認した検査法で染色体17p欠失が認められたCLL患者さんの治療薬として、ベネトクラクスの迅速承認を初めて認めました5。FDAは奏効率に基づき、この適応症を迅速承認しました5。2018年6月にはMURANO試験の結果に基づき、ベネトクラクスは染色体17p欠失の有無を問わず、1つ以上のレジメン治療歴があるCLL患者さんまたは小リンパ球性リンパ腫(SLL)患者さんに対する治療薬として承認されました4。2018年11月には、ベネトクラクスは新たに急性骨髄性白血病(AML)と診断された成人患者さんのうち、75歳以上または標準的な化学療法を妨げる医学的状態にある患者さんに対するアザシチジン、デシタビンまたは低用量シタラビンとの併用療法として承認されました6。



ベネトクラクスは、米国を含め50を超える国で承認されています。アッヴィとロシュ社は現在、治療を必要とする、さらに多くの適格な患者さんにベネトクラクスを提供するため世界中の規制当局と協力しています。



使用および重要な安全性情報(米国)



使用

ベネトクラクスは、以下を適応として使用する処方薬です。

• 染色体17p欠失の有無を問わず、1つ以上のレジメン治療歴がある成人CLL患者さんまたはSLL患者さんの治療

• 以下に該当する初発のAML成人患者さんに対するアザシチジン、デシタビンまたは低用量シタラビンとの併用療法

o 75歳以上、または

o AML以外に、標準的な化学療法を妨げる医学的状態にある



ベネトクラクスの小児に対する安全性および有効性は明らかになっていません。



重要な安全性情報



ベネトクラクスについて認識しておくべき最も重要な情報とはどのようなものでしょうか。



ベネトクラクスは重篤な副作用を引き起こす可能性があります。以下に例を示します。



腫瘍崩壊症候群(TLS):TLSはがん細胞が短時間に崩壊することにより起こります。TLSは腎不全を引き起こし、透析治療が必要となる可能性があるほか、死に至ることもあります。担当の医療従事者は、ベネトクラクスの投与開始前に検査を行い、TLSになるリスクがあるかを調べます。TLSになるリスクを低減させるため、ベネトクラクスの投与開始前と投与中に他の薬剤が投与されます。補液の静脈内(IV)投与が必要になることもあります。TLSの有無を調べるため、担当の医療従事者はベネトクラクスの投与開始時と投与中に血液検査を行います。



予約したとおりに血液検査を受けることが重要です。ベネトクラクス投与中に、発熱、悪寒、悪心、嘔吐、錯乱、息切れ、痙攣発作、不整脈、暗色尿、混濁尿、異常な疲労、筋肉痛、関節痛など、TLSの症状があらわれた場合は、すぐに担当の医療従事者に伝えてください。



TLSになるリスクを低減させるため、ベネトクラクスを服用するときは水分を多くとること。ベネトクラクス初回投与の2日前から毎日コップ6〜8杯(合計で約56オンス)の水を飲み始め、初回投与当日や用量が増量されたときも毎回飲んでください。副作用が認められた場合、担当の医療従事者はベネトクラクスの投与を延期したり、用量を減らしたり、投与を中止したりすることがあります。



ベネトクラクスを服用すべきでないのは、どのような患者さんですか。



ベネトクラクスの服用を開始し、徐々に増量している間はTLSが増えるリスクがあるため、特定の薬剤を服用しないでください。

• 処方薬、市販薬、ビタミン剤、ハーブサプリメントなど、服用している薬剤をすべて担当の医療従事者に伝えてください。ベネトクラクスと他剤が互いに影響し合い、重篤な副作用を引き起こすおそれがあります。

• 担当の医療従事者に相談せず、ベネトクラクス投与中に新たな薬剤の服用を開始しないでください。



ベネトクラクスを服用する前に、あなたの医学的情報をすべて担当の医療従事者に伝えてください。例えば、次のような場合です。

• 腎障害がある。

• 塩分または電解質(カリウム、リン、カルシウムなど)に問題がある。

• 血中の尿酸値が高い、または痛風の既往歴がある。

• ワクチン接種を予定している。ベネトクラクスの投与前、投与中または投与後は担当の医療従事者が接種を認めるまで「生ワクチン」は接種しないでください。予防接種またはワクチンの種類について不確かな場合は、担当の医療従事者にお尋ねください。ベネトクラクス投与中は、このようなワクチンを安全に接種できない、または接種しても効果が得られないことがあります。

• 妊娠している、または妊娠を計画している場合、ベネトクラクスは胎児に害を及ぼすおそれがあります。妊娠可能な場合、担当の医療従事者はベネトクラクス投与開始前に妊娠検査を行います。ベネトクラクス投与期間中と最終投与後30日間は効果的な避妊を行ってください。妊娠した、または妊娠したと思われる場合は、すぐに担当の医療従事者に伝えてください。

• 授乳中または授乳を計画している場合、ベネトクラクスが母乳に移行するかどうかは不明です。ベネトクラクス投与期間中は授乳しないでください。



ベネトクラクス服用中は、どのようなことを避けるべきですか。

ベネトクラクスを服用している間は、グレープフルーツジュースを飲まないこと。また、グレープフルーツ、セビリヤオレンジ(マーマレードに使用されることが多い)またはスターフルーツを食べないこと。これらの製品や産物は血中のベネトクラクスの量を増加させる可能性があります。



ベネトクラクスの副作用は、どのようなものですか。



ベネトクラクスは重篤な副作用を引き起こすおそれがあります。例えば、次のような副作用です。

• 白血球数低値(好中球減少症):白血球数低値はベネトクラクスでよくみられますが、重度になることもあります。担当の医療従事者は、血球数を調べるためベネトクラクス投与期間中に血液検査を行います。ベネトクラクスを服用している間に発熱や感染の徴候がみられる場合は、すぐに担当の医療従事者に伝えてください。



CLL患者さんにベネトクラクスとリツキシマブ(遺伝子組換え)を併用したときの主な副作用は、白血球数低値、下痢、上気道感染、咳嗽、疲労、悪心などです。



CLL患者さんまたはSLL患者さんにベネトクラクスを単剤で投与したときの主な副作用は、白血球数低値、下痢、悪心、上気道感染、赤血球数低値、疲労、血小板数低値、筋肉痛、関節痛、腕、脚、手および足の腫脹、咳嗽などです。



AML患者さんにベネトクラクスとアザシチジン、デシタビンまたは低用量シタラビンをそれぞれ併用したときの主な副作用は、白血球数低値、悪心、下痢、血小板数低値、便秘、白血球数低値を 伴う発熱、赤血球数低値、血液の感染、発疹、浮動性めまい、低血圧、発熱、腕、脚、手および足 の腫脹、嘔吐、疲労、息切れ、出血、肺の感染、胃(腹部)の痛み、筋肉または背部の痛み、咳嗽、 ならびに咽喉痛などです。



ベネトクラクスにより、男性の受精能に問題が生じることがあります。子どもをもうける能力に影響を及ぼす可能性があります。受精能について心配な場合は、担当の医療従事者にご相談ください。



上記は、ベネトクラクスによって生じる可能性がある副作用をすべて示したものではありません。詳細については、担当の医療従事者か薬剤師にお尋ねください。



処方薬の副作用をFDAに報告することが推奨されています。



ウェブサイトhttp://www.fda.gov/medwatchにアクセスするか、1-800-FDA-1088に電話してください。



薬剤の購入が経済的に難しい場合は、www.pparx.orgに問い合わせて支援を受けてください。



米国でのベネトクラクスの処方情報(投薬ガイドを含む)の全⽂はこちらでご確認いただけます。世界各国で処方情報はさまざまです。完全な情報は各国の添付文書を参照してください。



がん分野におけるアッヴィについて

アッヴィでは、当社が持つ生物学の中心分野における深い知識を、最先端の技術と独自に組み合わせ、科学者、臨床専門家、同業企業、支援団体、患者さんなどのパートナーと協力して、がん治療に変革をもたらす医薬品の発見と開発に努めています。当社は、⼀部の非常に消耗性の高い広範囲ながんの治療法において、革新的な進歩を実現することに重点を置いています。また、患者さんが当社のがん治療薬を使用できるようソリューションの探求にも取り組んでいます。2015年にPharmacyclics社を、2016年にはStemcentrx社を買収し、現在アッヴィのがん分野のポートフォリオは研究開発と共同研究により、市販されている医薬品と複数の新規分子を含むパイプラインで 構成されています。それらは20種類を超える、異なる型の腫瘍について、200件以上の臨床試験 において世界中で評価されています。詳細については、http://www.abbvie.com/oncologyをご覧ください。



アッヴィについて

アッヴィは、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業です。世界で最も複雑かつ深刻な疾患に対する、革新的な先進治療薬の開発を行っています。その専門知識、献身的な社員、イノベーション実現に向けた独自の手法を通じて、免疫疾患、がん、ウイルスおよび神経疾患の4つの主要治療領域での治療を大きく向上させることをミッションに掲げています。世界中の人々が持つ健康上の課題への解決策を進歩させるため、75カ国以上の国でアッヴィ社員が日々取り組んでいます。アッヴィの詳細については、 をご覧ください。Twitterアカウント@abbvie、Facebook、LinkedInやInstagramでも情報を公開しています。



アッヴィ 今後の見通しに関する記述

本リリースにおける記載には、1995年米国私募証券訴訟改革法に示される「今後の見通しに関する記述」が含まれています。「確信」「期待」「予測」「計画」という言葉およびそれに類する表現は、一般に将来予想に関する記述となります。当社からの注意喚起として、このような将来予想に関する記述はリスクおよび不確実性による影響を受け、実際の結果と将来予想に関する記述での予測との間に大幅な相違が生じる可能性があります。このようなリスクおよび不確実性には、知的財産に対する脅威、他社製品との競合、研究および開発プロセスに特有の困難、敵対的訴訟または政府による介入、業界に関連する法律および規制の変更などがあります。



アッヴィの経営に影響を及ぼす可能性のある経済、競合状況、政府、科学技術およびその他の要因については、Securities and Exchange Commission(米国証券取引委員会)に提出済みのアッヴィの2018年度アニュアルレポート(10-K書式)の1A項「リスク要因」に記載しています。アッヴィは、法律で要求される場合を除き、本リリースの発表後に発生した出来事または変化によって、今後の見通しに関する記述を更新する義務を負わないものとします。



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