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日通、新たな医薬品サプライネットワークを構築


2019年1月11日



日本通運株式会社



日通、新たな医薬品サプライネットワークを構築

~新たに国内4拠点を新設し、医薬品物流における一貫品質管理を実現~



 日本通運株式会社(社長:齋藤充)は、医薬品に関するGDP※1の日本への導入に伴う医薬品物流の変化に対応し、新たな医薬品サプライネットワークを構築するため、核となる国内4拠点の倉庫建設に順次着工します。



【背景】

 医薬品業界では、日本が加盟する「PIC/S※2」が医薬品の適正な流通基準であるGDPを採用し、日本国内においても2018年12月28日に日本版GDPのガイドラインが発出され、医薬品の物流についても、ガイドラインに則った取り扱いが要求されています。

 当社はこの動きを踏まえ、GDPに基づく品質管理に加え、医薬品供給のBCP対応やドライバー不足への対応を含め、医薬品物流の全体最適を実現する医薬品サプライネットワークを構築します。



【実施概要】

・GDPに基づく品質管理に加え、医薬品供給のBCP対応、共同物流や車両のラウンドユースを担う機能をもったプラットフォームを構築。

・従来からの原材料・製品の輸出入拠点であるメディカルハブ(成田、関空)に加え、東日本(久喜市)、西日本(寝屋川市)、九州(北九州市)、富山(富山市)に、医薬品に特化した拠点を新設。

・国内の医薬品サプライチェーン「調達」「製造」「販売」に伴う保管、輸送等の物流プロセス全体を一貫して品質管理し、温 度逸脱等のリスクを軽減。

・保管や輸送の共同化、医薬品サプライチェーン上における輸配送車両のラウンドユースなど、新たなスキームを採用し、業務効率化と経済性を追求。



【新設倉庫の特長】

・規範として日本版GDPガイドラインをクリア。

・安全・確実なオペレーションを確保するため、入荷エリア、保管エリア、出荷エリアを明確に区分し、入荷用と出荷用の専用EVをそれぞれ設置(東日本拠点、西日本拠点)。

・入出荷作業の際の防虫管理とセキュリティのために、トラックドック、前室、大型エアシャワーを配置(東日本拠点、西日本拠点)。

・定温、保冷の温度管理に加え、輸出入用の保税エリア、特殊医薬品エリアなどサプライチェーンのあらゆるニーズに対応

・保管エリアは温度と湿度を三次元マッピング映像で総合監視

・災害等に備えた、免震構造(一部除く)および非常用発電設備の設置



【倉庫の概要】(予定)

拠 点  東日本    西日本   九州     富山

所在地  久喜市    寝屋川市  北九州市   富山市

延床面積 約2万坪   約2万坪  約5千坪   約3千坪

稼働予定 2020年12月   2020年8月 2020年8月   2020年12月

建設費用 400億円~500億円



 当社は、輸送を通して医薬品の価値を高め、必要とする人々のもとへ確実に届け健康に寄与する、この医薬品事業理念のもと、当社の医薬品物流は時間、情報、クオリティのベストバランスを目指し、日々進化し続ける新しい医薬品サプライネットワークを実現します。



※1「GDP」(Good Distribution Practice:適正な流通基準)

医薬品の適正な流通基準に関しては、2018年12月28日に厚生労働省から、日本版GDPのガイドラインが発出されている。

※2「PIC/S」(Pharmaceutical Inspection Convention and Pharmaceutical Inspection Co-operation Scheme:医薬品査察協定及び医薬品査察共同スキーム)

現在、52の国や団体が加盟。各国の医薬品のGMP(医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理の基準に関する省令)とGMP基準への適合性に関する製造事業者の調査方法について、国際間での整合性を図ることを目的に、欧州の薬事行政当局が中心となって発足した組織。



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