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9日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で3日続伸、不動産セクターに買い


週明け9日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比2.46ポイント(0.08%)高の2914.48ポイントと3日続伸した。上海A株指数も上昇し、2.55ポイント(0.08%)高の3053.86ポイントで取引を終えている。

米中通商協議の進展期待が支えとなる流れ。国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は6日、米中通商協議の動向について「合意は近い。11月半ばの時よりも合意に近づいた状態かもしれない」と楽観した。それより先、中国は米国産大豆・豚肉の一部について、追加関税の対象外とする方針を表明している。

ただ、上値は限定的。中国の景気動向を見極めたいとするスタンスが強まった。あす以降、重要な経済指標(10日に物価統計、16日に小売売上高や鉱工業生産、15日までに金融統計など)が相次いで発表される予定。先行して8日に公表された11月の貿易統計では、米ドル建ての輸出が予想に反してマイナスとなる半面、輸入は予想外のプラスとまちまちの内容だった。

業種別では、不動産が高い。金地集団(600383/SH)が4.6%、保利地産(600048/SH)が3.7%ずつ上昇した。ハイテク株も急伸。指紋認証ICなどの深セン市匯頂科技(603160/SH)が7.6%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.4%高で引けた。ゼネコン株、素材株なども買われている。

半面、医薬品株は安い。金宇生物技術(600201/SH)が5.6%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.0%、薬明康徳(603259/SH)が2.7%ずつ下落した。中央政府主導による医薬品「集中調達」制度についての内部資料が流出し、入札に参加できるメーカーを絞り込む方針が示されていたことを嫌気。大手メーカに対する影響は少ないとみられているが、業界に対する圧力が高まるとの不安が漂った。消費関連株、自動車株、金融株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株は値上がり。上海B株指数が1.26ポイント(0.52%)高の244.70ポイント、深センB株指数が1.09ポイント(0.12%)高の900.99ポイントで終了した。

【亜州IR】




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