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4日の香港市場概況:ハンセン2.2%安で3日ぶり反落、貿易摩擦の激化を警戒


4日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比661.41ポイント(2.19%)安の29518.69ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も279.26ポイント(2.30%)安の11857.41ポイントと反落した。売買代金は1090億3500万香港ドルにやや縮小している(3日の売買代金は1165億5600万香港ドル)。

米中貿易摩擦の激化が警戒されるなか、投資家のセンチメントが悪化した。米政府は3日、知的財産権の侵害を理由に、通商法301条(スーパー301条)に基づき追加関税を課す中国製品のリスト案を公表。これを受けた中国当局は4日、予告通り対抗措置を打ち出している。米国が500億米ドル相当の中国製品を追加関税の対象としたことにあわせ、中国も大豆や自動車など106項目で500億米ドル相当の米国製品に高関税を課すとした。

中国当局による金融監視強化も懸念。習近平主席が2日、金融リスクの拡大防止・解消を徹底するよう指示したことが改めて重しとなった。中国景況感の改善や企業業績の好調などを材料に朝方は小高く推移したものの、中盤から指数はマイナスに転じた。下げ幅は引けにかけて拡大している。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50のうち49が下落)。個別では、アップル関連とされる小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)と光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)がそれぞれ5.9%安、4.0%安、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.8%安、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が4.4%安と下げが目立った。

半導体やネットなどハイテク関連セクターもさえない。中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.1%安、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が3.8%安、華虹半導体(1347/HK)と騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)がそろって2.9%安で引けた。

中国の銀行セクターも安い。招商銀行(3968/HK)が4.3%、中国建設銀行(939/HK)が3.8%、中国工商銀行(1398/HK)が3.5%、中国銀行(3988/HK)が2.8%ずつ下落した。

半面、医薬関連セクターは続伸。メーカーの石薬集団(1093/HK)が3.3%高、広州白雲山医薬集団(874/HK)が3.3%高、卸の上海医薬集団(2607/HK)が5.8%高、国薬HD(1099/HK)が5.6%高と買い進まれている。石薬集団、国薬は上場来高値をそろって切り上げた。業界支援策の期待が高まっている。「後発薬の供給保障・使用政策の改革・完備に関する意見」が3日までに公表された。必須の医薬品、効果の高い医薬品、供給がひっ迫している医薬品などに関して、中国は後発薬の開発を推進する。

本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.18%安の3131.11ポイントで取引を終えた。ITハイテク関連株が安い。アルミや鉄鋼など素材株も下げが目立つ。インフラ関連株、不動産株、銀行株、空運株なども売られた。
なお、清明節に絡み、香港市場は5日、本土市場は5~6日が休場となる。

【亜州IR】



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