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19日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高と反発、MSCI採用期待の金融株しっかり


週明け19日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比21.21ポイント(0.68%)高の3144.37ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、22.24ポイント(0.68%)高の3293.01ポイントで取引を終えている。

海外投資家の資金流入を期待した買いが先行。「指数算出などの米MSCIが20日(日本時間21日)に発表する新興国株指数の入れ替えに関し、人民元建てA株が採用される確率は高い」との観測が流れている。中国証券監督管理委員会の報道官は16日、「MSCIに限らず、中国株を採用しない国際株式指数は完全といえない」と述べた。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給も追い風。人民銀は19日、リバースリポを通じ、期日到来分との差し引きで1100億人民元の資金を供給している。人民銀は先週も巨額の資金を供給していた。指数は小安くスタートしたが、徐々に買いの勢いが増している。

業種別では、MSCI採用期待で保険株や銀行株がしっかり。中国平安保険(601318/SH)が4.0%高、招商銀行(600036/SH)が1.7%高で引けた。証券株も買われる。中信証券(600030/SH)が2.5%上昇した。ゼネコンや建機のインフラ関連株、軍需関連株も上げが目立っている。不動産株や自動車株、消費関連株、資源・素材株なども物色された。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が1.42ポイント(0.44%)高の324.05ポイント、深センB株指数が3.67ポイント(0.33%)高の1122.20ポイントで終了した。

【亜州IR】



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