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大谷翔平が“積極的休養”「言われたところで取る」ロバーツ監督との意思の間に適度なバランス


パドレス対ドジャース 9回、ベンチで試合を見つめる大谷(左から2人目)(撮影・藤尾明華)

<パドレス4-0ドジャース>◇12日(日本時間13日)◇ペトコパーク

【サンディエゴ(米カリフォルニア州)12日(日本時間13日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、腰の張りでパドレス戦を欠場した。相手先発ダルビッシュ有投手(37)と今季3度目の対決はなく、“積極的休養”で13日から始まる敵地ジャイアンツ3連戦に備えた。幸い軽症で、山本由伸投手(25)が先発する次戦には復帰の予定。この日は、自軍ベンチで同僚とリラックスしながら元気な姿を見せた。

    ◇    ◇    ◇

大谷の休養日は度々、決定の経緯が問われる。多少の張りや負傷箇所があっても、出場意欲を燃やすのが選手。大谷も例外ではなく、むしろ、その気持ちが強い。一方で、監督やチームの方針で休ませる場合も。どちらを優先するのか、そのバランスについてロバーツ監督は「(相手を)よく知り、信頼関係を築いた上でついてくるもの。彼も自分の考えを持つべきだし、私も彼を信頼すべき。今は、この休養が有効になることを彼も理解しているはず」と、見解を語った。

ともに「大事をとって」と言った。エンゼルス時代は、その認識にズレがある時もあった。「最終的な目標を理解して、ショウヘイをシーズン通して準備ができている状態に。10月まで万全の状態にすること。今後、我々も対話を続ける」とロバーツ監督。プレーオフ進出、ワールドシリーズ制覇へ、同じ目標を共有できている。

シーズン終盤になれば、主力野手をDHで起用し、休養させなくてはいけない状況も出てくるだろう。他の選手との兼ね合いを十分に理解している大谷は「連戦で必ず入るオフをどういう風に入れていくか、監督が考えるところではあると思う。言われたところで(休養を)取るべきかなと」。大谷とロバーツ監督の意思の間に、適度なバランスがあった。【MLB担当=斎藤庸裕】

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