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エイシアンスタ Research Memo(7):中期経営計画は一部停滞していたものの、戦略投資実行段階に移る


*14:57JST エイシアンスタ Research Memo(7):中期経営計画は一部停滞していたものの、戦略投資実行段階に移る ■今後の見通し

2. 成長戦略
ASIAN STAR<8946>の成長戦略は、事業基盤である不動産サービス事業をさらに強化拡大するということと、同社独自のアジアネットワークを生かした付加価値創造事業分野展開という二本立てをとることで、同社の企業価値・株式価値の向上を目指していることだ。

具体的な重点施策としては、まずは同社の有するノウハウを生かした不動産等の資産運用ビジネスへの拡大をすすめて、国内外の顧客に対してタイムリーな商品提案をすすめ収益力を高めることを目指している。また、当社が重要分野として位置付けている「5つの付加価値創造分野」(ライフスタイル、ヘルスケア、教育、観光、エネルギー)においてもアジアの成長企業とのコラボレーションを順次検討中であり、例えば観光や医療ツーリズム分野で高まる外国人の日本旅行需要を見据えて、2022年7月には旅行事業会社ASIAN STAR LIFE CREATION 株式会社を非連結子会社として設立するなど布石をうってきている。

同社は、2023年7月に第三者割当による新株発行で400百万円の資金調達を実施した。調達資金の使途は、不動産販売事業の強化資金、戦略的投資資金である。不動産販売事業に関しては、新型コロナ感染症の世界的な拡大により販売が停滞していた海外投資家に対する優良物件の提案活動の実施及び海外投資家・富裕層の要望物件の取得・販売、国内投資家に向けては高利回り物件の取得・販売、加えて一般顧客向けにはマンション・戸建て物件等ニーズに合わせた物件の取得・開発を行うという強化方針を掲げ、不動産の取得に資金を充当する計画だ。戦略投資に関しては、中期経営計画発表時に設定した前述の付加価値創造分野の5分野を中心に、その他の分野も含め精査・厳選し、アジア各国の事業パートナー及び各分野の成長企業と協働し、積極的な投資を行う。従来とは異なる事業と同社の不動産サービスのノウハウを掛け合わせ、アジアにおける新たな事業展開を推進する方針である。呉会長兼社長は中国出身かつ中国在住の人物であり、日本と中国両国における文化やニーズに精通している。対象市場に詳しい呉氏の下で、顧客ニーズを捉えた新規事業が生まれることが期待できる。不動産関連事業に加えて新たな収益基盤が構築されることにより、同社業績も回復に向かうものと弊社は考える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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