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高値更新後は利食いが強まり続落【クロージング】


*16:15JST 高値更新後は利食いが強まり続落【クロージング】 17日の日経平均は続落。141.43円安の35477.75円(出来高概算19億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が堅調だったことから、東京市場でも半導体関連株を中心に買いが先行。日経平均は前場中盤には36239.22円まで上値を伸ばした。また、円相場が一時1ドル=147円台まで円安が進んだことが輸出関連株に好影響を与えた。ただ、年初からの上昇で短期的な過熱感は否めず、目先の利益を確保する売りなども散見され、日経平均は後場に入ると、マイナスに転じた。日本株の先高期待を背景にした買いと急ピッチの上昇に対する警戒感からの利食い売りが交錯するなか、引けにかけて下落幅を広げた。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、卸売、保険、小売、銀行など8業種が上昇。一方、鉱業、電気ガス、医薬品、化学など24業種が下落し、非鉄金属は変わらず。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>が軟調だった。

前日の米国市場は。ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事発言を受け、早期の利下げ期待が後退するなか、米長期金利の上昇が重荷となって主要株価指数が下落した。ただ、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズが強い値動きとなり、SOX指数は1.3%超上昇した。

これを受け、東京市場でもリスク選好ムードが強まり、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。また、「米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が国内大手商社5社への出資比率を高めている」と米誌が報じたことも投資家心理を向上させたようだ。ただ、「中国・上海市場に上場している日本株上場投資信託(ETF)の売買が一時停止された」と伝わると、短期筋と見られる仕掛け的な売りが膨らみ、日経平均はマイナスに転じる場面もあった。

年初からの株価急上昇で短期的には値幅調整局面が不可欠だろうが、日本株の上昇基調の流れは変わらないとの見方が多い。一方、米国では今夜、昨年12月の小売売上高や鉱工業生産などの経済指標の発表が予定されている。市場予想より弱い内容になれば、景気減速への警戒感からドル売りが強まり、株式市場にはネガティブに作用する可能性があるだけに、経済指標を受けて米国市場の動きを確認したいところだ。

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