米国株見通し：伸び悩みか、過熱感による売りに警戒

*13:53JST 米国株見通し：伸び悩みか、過熱感による売りに警戒 （13時30分現在）

S&P500先物　　　　　　4,779.25（+18.50）
ナスダック100先物　　16,867.75（+90.50）


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は100ドル高。長期金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


13日の主要3指数は5日続伸。終盤に強含み、ダウは512ドル高の37090ドルと連日高値を更新し初の37000ドル台に浮上した。この日発表された生産者物価指数（PPI）は予想を下回り、インフレ鈍化を裏付けた。その後の連邦公開市場委員会（FOMC）では、当局者による金利見通しが公表され好材料に。また、パウエル連邦準備制度理事会（FRB)議長のハト派的な見解を受け金利安を背景とした幅広い買いが相場を押し上げた。


本日は伸び悩みか。パウエル氏はこれまでの利上げの効果によりインフレを抑制しつつあることを認めるとともに、今後の利下げを示唆。そうした想定よりハト派寄りのスタンスが強気相場を支え、買い継続が見込まれる。ただ、ダウの最高値更新で達成感が出ているほか市場の過熱が警戒され、買い一巡後は利益確定や持ち高調整の売りに押される展開となりそうだ。コストコの決算発表や小売売上高で小売関連が注目されやすい。


＜TY＞