<楽天4-1オリックス>◇8日◇秋田
楽天藤井聖投手(27)が、連敗ストッパーを務めた。
2年ぶりの秋田主催試合で5回6安打1失点と好投。気温10℃を下回る寒さの中、チームの連敗を3で止めた。捕手石原と並んだヒーローインタビューでは「石原が僕のことをすごいしかってくれて、怒られながら粘り強く投げられました」と振り返った。
両拳を握り、雄たけびを上げた。2点リードの5回2死満塁。オリックス紅林の打球は藤井のグラブを強襲し、遊撃村林のもとへ転がる。守備の名手が落ち着いて一塁へ送球し、3アウトを奪った。「神頼みではないですが、自分のボールを信じ、バックを信じ、石原を信じて、とりあえず投げ込もうというのはありました」。2回に楽天キラーのセデーニョに先制ソロを浴びたが、それ以外は長打を許さず、最少失点で切り抜けた。
今季は最長5回ながら直近3試合、計15イニングを計1失点と抜群の安定感を誇る。「チームの勝ちにつながるピッチングが一番ですので、そこだけですね」。次戦以降も好投を続け、勝利の原動力になるつもりだ。