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NY株式:米国株式市場はまちまち、一部低調な決算や景気後退を懸念


ダウ平均は391.76ドル安の33,910.85ドル、ナスダックは15.96ポイント高の11,095.11で取引を終了した。

1月NY連銀製造業景気指数が予想外にパンデミックに伴い経済封鎖した20年5月来で最低に落ち込んだため、景気後退を懸念した売りが先行して始まった。金融のゴールドマンサックスの低調な決算内容も重しとなり、ダウ平均は終日軟調に推移、終盤にかけて下げ幅を拡大した。一方、金利先高観の後退でハイテクの買い戻しが続き、ナスダックは小幅高で終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方で、電気通信サービスが下落。

携帯端末のアップル(AAPL)はプロセッサーに最新「M2pro/Max」を搭載した新型マックブックプロ、マックミニを発表、2月3日から発売されることが明らかになり、上昇した。金融のモルガンスタンレー(MS)はトレーディング収入やウエルス・アセット・マネジメントの収入増が奏功し、第4四半期の決算が予想を上回り上昇。また、ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は需要鈍化を見込み、コスト削減で全従業員の5%にあたる人員削減を計画しているとの報道を受け買われた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は、レンタカー会社のハーツ(HTZ)が電気自動車への移行を試みていることやアナリストの同社株への楽観的見方が好感され上昇した。

一方で、金融ゴールドマンサックス(GS)は第4四半期決算で報酬費用が嵩んだほか、貸し倒れ損失の増加が利益を圧迫、調整後の1株当たり利益が予想を大きく下回り、下落した。製薬会社のファイザー(PFE)はアナリストの投資判断引き下げで下落。また、保険会社のトラベラーズ(TRV)は昨年12月に全土を襲った暴風雪による保険金支払いが響き、第4四半期の暫定決算の内容が予想を大幅に下回ったため大幅に下落。

航空会社のユナイテッド(UAL)は取引終了後に四半期決算を発表。内容や見通しがいすれも予想を上回り、さらに、景気後退にかかわらず需要は非常に強く、供給不足を指摘したため、時間外取引で買われている。

(Horiko Capital Management LLC)

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