米国株見通し：弱含みか、根強い金融引き締め観測で

（14時40分現在）

S&P500先物　　　　　　4,461.75（-12.25）
ナスダック100先物　　15,109.75（-24.25）


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は100ドル安。NY原油先物（WTI)は弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


16日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックは3日ぶりにマイナスへ転じたが、ダウは5日連続で最高値を更新し、110ドル高の35625ドルで取引を終えた。この日発表されたNY連銀製造業景気指数は予想外に弱く、前週末のミシガン大学消費者信頼感指数の低調な内容も想起され減速懸念の売りが先行。アフガニスタン情勢の緊迫化による先行き不透明感は売りを支援した。ただ、値ごろ感から買い戻され、ダウは下げ渋った。


本日は弱含みか。ダウの強気相場継続で、過熱感から短期的な利益確定売りが見込まれる。また、今晩発表の小売売上高は前月比でマイナスが予想され、減速懸念による売りが優勢となりそうだ。一方、パウエル連邦準備制度理事会（FRB）議長の討論会では、金融政策に言及した場合には慎重姿勢が予想される。半面、明日公表の連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨のタカ派色の強い内容との見方が根強く、積極的な株買いは手控えられそうだ。


＜TY＞