NY債券：米長期債相場は下落、追加経済対策法案成立への期待高まる

5日の米国長期債相場は下落。追加経済対策法案成立への期待が高まり、長期債などの利回り水準は上昇した。米労働省がこの日発表した１月雇用統計で失業率は6.3％まで低下したが、非農業部門雇用者数は市場予想を下回る前月比+4.9万人にとどまった。12月の非農業部門雇用者数は当初発表の−14万人から−22.7万人に下方修正された。10年債利回りは雇用統計発表後に1.186％近辺まで上昇し、その後1.134％近辺まで低下したが、米下院で上院を通過した予算決議案の修正案について採決を行い、賛成多数で可決されたことから、1.176％近辺まで戻した。

イールドカーブは、短期・超長期間でスティープニング気配。2年−10年は＋106.90bp近辺、2年−30年は＋187.60bp近辺で引けた。2年債利回りは0.10％(前日比：-1bp)、10年債利回りは1.17％（同比：+4bp)、20年債利回りは1.79％（同比+5bp）、30年債利回りは、1.98％(同比：+5bp)で取引を終えた。

＜MK＞