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注目銘柄ダイジェスト(前場):アレンザHD、エイジア、クスリのアオキなど


クスリのアオキ<3549>:9130円(-520円)
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表している。営業利益は47.7億円で前年同期比41.0%の大幅増益、上半期計画81.9億円、同23.5%増などとの比較でも、順調な進捗となっている。感染症防止対策としてのマスクや消毒液など衛生関連商品、外出自粛に伴う食料品・日用品などの需要急増が足元好業績の背景に。ただ、月次売上動向や他のドラッグストアの業績動向などから好業績は織り込み済みともみられ、出尽くし感が先行する状況になる。


エイジア<2352>:2329円(+120円)
大幅続伸。前日に上半期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の1.0億円から1.5億円、前年同期比17.1%減に増額している。クラウドサービスを中心にアプリケーション事業が好調であったもよう。6月以降の新規問合わせ数もコロナ禍前の約1.5倍の水準にまで増加としている。通期予想は据え置いているものの、新規問い合わせの顕在化などで、上振れていく公算が大きいといった見方に。


アレンザHD<3546>:1809円(+262円)
急騰。前日に業績予想の大幅上方修正を発表、上半期営業利益は従来の24億円から55億円、前年同期比2.7倍に、通期では36億円から67億円、前期比2倍に増額修正。巣ごもり需要などによって、DIY用品、園芸、インテリア、収納用品、ペットなどの売上が想定以上に好調であったようだ。年間配当金も従来予想、並びに前期水準の26円から、36円にまで引き上げている。想定以上の上方修正・増配を好感する流れに。


Vテク<7717>:4375円(+170円)
大幅続伸。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も5000円から5500円に引き上げている。新型コロナの感染が落ち着き始めるのにつれて、次世代FPD投資の案件が出始めていると指摘。21年3月期受注高は前期比78%増の400億円に達すると予想している。レーザーアニール装置、WOLED用蒸着装置、中小型OLED用縦型蒸着装置など、新規事業の緩やかな軌道化なども評価と。


FRONTEO<2158>:756円(+36円)
大幅に3日ぶり反発。ロゼッタ<6182>と言語処理AIの連動に向け業務提携契約に関する基本合意書を締結したと発表している。両社の技術を連動させ、建設業向け多機能ウェアラブルデバイスでの安全管理や危険察知、事故防止機能の実装を試みる。また、医療機関向け多機能ウェアラブルデバイスでの会話記録の分析と診断支援機能、AIを活用した一部非定型業務の自動化などを目指す。ロゼッタ株も堅調に推移している。


プロルート<8256>:339円(+12円)
大幅に反発。企業や医療機関などに販売する新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検出キットについて、17日の初回仕入れ数量5万個全ての受注が完了したと発表している。協力会社のほかにも事業法人などから大口の受注があり、従来の主要取引先である衣料小売店以外の新規取引先を多く開拓することができたという。21年3月期第2四半期以降の利益計上を見込むが、業績への影響は現在精査中としている。


日本情報C<4054>:3435円(+65円)
大幅に3日ぶり反発。家賃保証会社のオリコフォレントインシュア(東京都港区)と電子入居申込サービスのデータを活用した家賃保証サービスで提携を開始したと発表している。日本情報クリエイトの電子入居申込サービスは、やり取りのほとんどをオンラインで完結させることができる。提携により、入居希望者や仲介会社、管理会社はスムーズな保証審査が可能になるとしている。

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