じもとHD<7161>:116円(+20円)
急伸。前日に第1四半期決算を発表、純利益は7.92億円で前年同期比54.2%の大幅増益となっている。据え置きの通期計画17億円、前期比1.9%減に対する進捗率は46.6%に達しており、上半期計画の6億円は大きく超過する形になっている。貸出金利息や有価証券利息配当金の増加など資金運用収益が増加したことが好決算の背景に。与信コスト増加の可能性などから業績予想は据え置いているものの、大幅な上振れが想定される状況に。


荏原製<6361>:2881円(+267円)
急騰。前日に上半期の決算を発表、営業利益は137億円で前年同期比5.3%増益、第1四半期の同22.8%減に対して、4-6月期は同71.8%増と急回復し、市場予想を上回る水準になっている。風水力事業における収益性改善が寄与した。いったん取り下げた通期見通しを公表、営業利益は300億円で前期比15.0%減益とし、取り消し前の水準306億円に近い水準となっている。コロナ禍において想定以上に底堅い業績推移と評価の動き先行。


楽天<4755>:993円(-73円)
急反落。前日に上半期決算を発表、最終損益は275億円の赤字となり、前年同期実績1002億円の黒字から大幅に悪化、9年ぶりの赤字転落となっている。4月サービス開始の携帯電話事業の赤字が響いた。物流施設への投資負担なども重しに。投資負担による収益の悪化は想定線であるが、モバイル事業の赤字幅は想定以上とみられ、コロナ禍におけるEC事業拡大への期待が高まっていたことからも、ネガティブな反応が先行している。


ワークマン<7564>:9500円(-300円)
大幅に4日続落。従来未定としていた21年3月期の営業利益予想を218.47億円(前期実績191.70億円)と発表している。緊急事態宣言が解除されてから足元の業績が前年を上回る水準で推移しているため。ただ、小幅な伸びにとどまることに加え、材料出尽くし感から売り優勢となっている。第1四半期(20年4-6月)は前年同期比30.5%増の61.63億円となった。PB商品の開発に注力するなどした結果、フランチャイズ・ストアが伸びた。


ソフトバンクG<9984>:6193円(-168円)
大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表、税引前利益は8330億円で前年同期比50.9%減益となったが、純利益は1兆2557億円で同11.9%増益になっている。アリババ株のデリバティブ決済益一巡で税引前利益は大幅減益だが、純利益はスプリントの支配喪失益計上などで増益に。注目される投資ファンド事業が1296億円を確保しており、決算にネガティブなインパクトは限定的だが、米主要ハイテク株の軟化などが本日は逆風になっている。


Speee<4499>:4705円(+205円)
大幅に3日続伸。20年9月期第3四半期累計(19年10月-20年6月)の営業利益を6.82億円と発表している。前年同期比増減率は非開示。外出自粛でオンライン活用の重要性が増すなか、マーケティングを高度化するMarTech事業の案件獲得が堅調だった。また、消費者と事業者をマッチングさせるX-Tech事業の利益率が向上した。通期予想は前期比197.5%増の5.89億円で据え置いたが、第3四半期累計時点で既に超過している。


シルバーエッグ<3961>:2202円(+34円)
大幅に反発。20年12月期第2四半期累計(20年1-6月)の営業利益を前年同期比413.3%増の1.41億円と発表している。アパレル業界や人材業界、電子書籍を中心に既存顧客向けの売上が堅調に推移した。巣ごもり消費に起因するインターネット通販需要増加も利益拡大に寄与した。通期予想は前期比27.8%増の1.41億円で維持したが、第2四半期累計時点で達成しており、近く上方修正されるのではないかとの期待から買いが膨らんでいる。 <ST>

情報提供元:FISCO
記事名:「注目銘柄ダイジェスト(前場):じもとHD、荏原製、楽天など