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後場に注目すべき3つのポイント~200日線割れを仕掛けてくるか


14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は続落、200日線割れを仕掛けてくるか
・ドル・円は弱含み、昨年9月安値を下抜け
・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファナック<6954>


■日経平均は続落、200日線割れを仕掛けてくるか

日経平均は続落。135.39円安の21109.29円(出来高概算8億3000万株)で前場の取引を終えた。昨日の段階でNYダウ先物が下げており、波乱の展開が想定されていたこともあり、米国市場の上昇を背景に買戻しの動きもあったとみられる。これにより21250円を回復して始まった日経平均は、一時21371円まで上げ幅を広げている。しかし、為替市場では円相場が1ドル107円前半と円高に振れているほか、ボラティリティーの指数を含め指数連動のデリバティブ投資による巻き戻しへの警戒も根強く、前場半ば辺りからじりじりと値を消す格好に。一時21100円を下回る局面もみられており、200日線に接近している。

セクターでは石油石炭、空運、鉱業が上昇。一方で海運、その他金融、精密機器、保
険、情報通信、非鉄金属、ゴム製品、金属製品、輸送用機器がさえない。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>、日東電<6988>、ファナック<6954>、TDK<6762>が重しとなっている。

日経平均は200日線まであと30円程度に迫っている。これが支持線として意識される可能性があるが、225先物が200日線を割り込んでくるようだと、短期筋の売り仕掛けの動きが強まる可能性もありそうだ。まずは同線での踏ん張りを見極めたいところであろう。後場は日銀のETF買い入れへの思惑が需給面での下支えとして意識されるが、このところは大引けにかけて一段と弱含みとなる傾向もあり、自律反発狙いの買いは入りづらいところ。

また、NYダウ先物は20ドル高程度で推移しているが、マイナス圏に入ってくると仕掛け的な売りが出やすいだろう。個人主体の資金は中小型株に向かいやすいものの、朝方の強い動きからの失速により、買い手控えムードが強まろう。決算を手掛かりとした資金についても、逃げ足の速さが意識されよう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は弱含み、昨年9月安値を下抜け

14日午前の東京市場は弱含み。日本株安を手がかりにリスク回避的な円買いが強まり、昨年9月安値を下抜けた。

ドル・円は前日海外市場での円買い基調が受け継がれ、本日アジア市場では下落基調に振れている。午前の取引では日経平均株価の下落を受け、国内勢による押し目買いは入りづらい展開となった。

ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安継続を警戒したリスク回避的な円買いに振れやすい。ドルは正午にかけて昨年9月8日安値の107円32銭を下抜け、一時107円01銭まで下落。

ただ、午後の取引では日銀のETF買い期待もあり、107円台を維持する展開を想定したい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円01銭から107円85銭、ユーロ・円は132円68銭から133円20銭、ユーロ・ドルは1.2348ドルから1.2369ドルで推移した。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・マツオカコーポレーション<3611>やラクオリア創薬<4579>がストップ安
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファナック<6954>


■経済指標・要人発言

・茂木経済再生相
「海外経済の不確実性や金融市場変動の影響に留意が必要」

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
特になし

<海外>
・16:00 独・10-12月期GDP速報値(前年比予想:+2.2%、7-9月期:+2.3%)
・16:00 独・1月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.6%、速報値:+1.6%)



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