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NYの視点:FOMCの年内利下げ軌道、米中貿易交渉次第に


米商務省が発表した9月耐久財受注速報値は前月比-1.1%と、8月の+0.3%からマイナスに落ち込んだ。5月来で最低。前年比では‐4%。また、企業の設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は前月比‐0.5%と、8月−0.6%に続き2カ月連続のマイナスとなった。前年比では‐1.8%と、2016年のトランプ大統領就任以来で最低の伸びを記録。トランプ政権の貿易方針の不透明性から製造業が悪化、企業が設備投資を大幅に控えている方針が明確化した。

国内総生産(GDP)の算出に使用される航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の出荷・速報値も前月比-0.7%と、8月横ばいから予想以上に悪化したため、7−9月期のGDPの成長を抑制する可能性が示唆された。

ユーロ圏の10月PMIが一段と悪化し数年来の低水準を記録する中、民間マーキットが発表した米国の10月製造業PMI速報値は51.5と低下予想に反して9月51.1から2カ月連続で上昇、4月来の高水準となった。10月サービス業PMI速報値は51.0と予想通り9月50.9から上昇し7月来で最高。10月総合PMI速報値は51.2と、9月51.0から上昇し7月来で最高となった。ただ、重要項目である新規受注や雇用が低下。雇用は9月の48.6から47.5まで低下し、2009年12月以来の低水準を記録した。2カ月連続で活動の拡大と縮小の境目となる50を割り込んだ。IHSマーキットのアナリストは、結果が雇用統計の非農業部門雇用者数の伸びが10万人を割り込む可能性を示唆していると警告。来月11月1日に発表が予定されている10月雇用統計での非農業部門の雇用者数で、市場エコノミストは現状9.3万人の伸びと、9月の13.6万人から伸びの鈍化を予想している。

同時に最近の貿易に関するセンチメントの回復で、製造業の悪化が一段落した兆候も見られるため、もし、製造業が引き続き回復の勢いを維持できれば、GDPの成長や雇用の回復に繋がるとマーキットのアナリストは見ている。米中の貿易交渉がこのまま順調に進み12月の関税が見送られることが明らかになれば、製造業の回復が本格化し雇用を支援することになる。

米中貿易交渉の進展で製造業の悪化が一段落している兆候も見られ、米連邦準備制度理事会(FRB)は10月末に予定している連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを実施したのち効果を見るために年内政策金利を据え置くとの見方もある。ただ、万が一、交渉が決裂し、新関税が発動されると、製造業の悪化が成長をさらに押し下げFOMCが利下げを継続せざるを得なくなる。




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