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テクニカル面ではいったんリバウンドのタイミング


 1日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行も、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。9月30日の米国株式相場は上昇。米財務省報道官が中国企業の米株式市場での上場廃止を検討しているとの先週の報道を否定し、買いが先行。中国政府が10月の米中高官協議の具体的な日程に言及したほか、同国企業に対して米国産大豆を報復関税なしに購入することを認めたことが伝わり、米中貿易摩擦を巡る懸念が和らぐ格好となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の21865円。円相場は1ドル108円00銭水準で推移している。

 一先ず米株高が安心感につながりそうだが、トランプ政権が中国企業の米株式市場での上場廃止などを協議しているとの報道については、昨日の段階で既に、クローリー報道官が、計画は今のところないとの見解を示したことが伝えられていたこともあり、織り込み済みではある。その為、買い先行で始まったとしても積極的なリバウンド狙いの動きは期待しづらいだろう。

 また、シェアオフィス事業を手がけるウィーワークは、新規株式公開(IPO)計画の撤回を表明している。想定されていたことではあろうが、ソフトバンクG<9984>が重石になりそうである。もっとも、米中貿易摩擦を巡る懸念が和らいでいることもあり、中国関連への見直し余地はありそうだ。機械セクターなどへのリバウンドが見られるようだと、センチメントを明るくさせよう。

 テクニカル面では、日経平均は連日で下ヒゲを残す格好であり、底堅さは意識されている。しかし、上値を切り下げているため、足元の上昇に対する調整といった見方になりやすく、次第に25日線辺りまでの調整が意識されてくる可能性もあるため、7月の抵抗水準であり、現在の支持線として意識される21700円の水準からのリバウンドは理想的である。

 物色としては、個別に材料の出ている銘柄への持続的な物色がみられている。一極集中的な動きともみられるが、持続性が見られている点については、センチメント改善につながるだろう。一方で、決算修正の動きが出てきており、上方修正・下方修正には極端に反応しやすいだろう。


<AK>

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