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権利行使価格の中心レンジが切り上がる可能性も


 11日の日本株市場は、引き続きこう着ながらも底堅い相場展開が意識されよう。10日の米国市場ではNYダウが73ドル高と続伸。ナスダックは小幅ながら続落だった。欧州中央銀行(ECB)理事会での金融政策発表を控えて、ハイテク株など持ち高調整の売りが先行したが、米中協議進展への期待から底堅い展開に。シカゴ日経225先物清算値は
大阪比100円高の21450円。円相場は1ドル107円50銭台と円安傾向で推移している。

 注目されていた米アップルの新製品発表イベントで定額制映像配信サービス「Apple TV+」を11月1日より月額4.99ドルで提供すると発表した。アップルは1%超の上昇となっており、アップル関連やコンテンツ関連などへの支援材料になりそうだ。

 また、シカゴ先物にサヤ寄せすることから、日経平均は節目の21500円処を窺う展開が意識される。8月前半の戻り高値水準であるため、利益確定の流れも出やすい水準であろう。一方で、週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)が控えているため、権利行使価格の中心レンジが切り上がる可能性が意識されてくる。限月交代に伴うロールオーバーが中心ではあるが、節目の21500円を捉えてくるようだと、ヘッジに伴う買い等も意識されやすく、意外高の可能性もありそうだ。21500円では強弱感が対立しやすいとはいえ、SQ接近局面でのレンジ切り上げを見極めるところである。

 その他、テクニカル面では一目均衡表の雲上限を突破してきており、遅行スパンは実線を突破し、上方シグナルを発生させてきている。楽観はできないとはいえ、テクニカル面ではシグナルが好転してきており、支援材料になる可能性がある。さらに、昨日はメガバンク等の物色が強まったことから、出来高は14億株台と約1か月ぶりの水準まで膨れている。

 依然として低水準ではあるが、外部環境に対する警戒感が和らいでおり、ショートカバー中心ながら、物色対象に変化がみられてきている点は安心感につながろう。引き続き、売り込まれていた銘柄などへの見直す流れが継続するようだと、押し目買い意欲も高まってくることも期待されてくる。


<AK>

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