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日経平均は大幅に9日続伸、一時4カ月ぶり22000円乗せ


日経平均は大幅に9日続伸。12日の米国市場でNYダウは7日続伸し、45ドル高となった。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和の再開を受けて買いが先行し、対中制裁の延期などで米中摩擦の緩和期待も高まった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで148円高からスタートすると、トランプ米大統領の減税を計画しているとの発言も伝わって上げ幅を拡大。後場に入ると取引時間中としては5月7日以来、およそ4カ月ぶりに22000円台に乗せる場面もあったが、3連休を控え高値圏でこう着感を強めた。

大引けの日経平均は前日比228.68円高の21988.29円となった。日経平均の9日続伸はおよそ2年ぶりの長さ。東証1部の売買高は18億0068万株、売買代金は3兆3348億円だった。先物・オプション特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買があり、SQ値は21981.09円。業種別では、不動産業、繊維製品、水産・農林業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは証券のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は25%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>が3%超上昇し、日経平均を約33円押し上げた。ヤフー<4689>はZOZO<3092>買収を好感した買いが続き5%近い上昇。その他売買代金上位ではファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>などがしっかり。任天堂<7974>は小幅高となった。三井不<8801>など不動産株の堅調ぶりが目立ったが、世界的な金融緩和の流れが意識されたとみられる。決算発表銘柄では三井ハイテク<6966>が急伸し、ミサワ<3169>はストップ高水準で取引を終えた。一方、ZOZOが反落し、東エレク<8035>や三菱UFJ<8306>は小幅に下げた。前日に新作ゲームの配信開始で急動意を見せたコロプラ<3668>だが、本日は大幅反落。一部報道が嫌気されたJDI<6740>、決算発表の神戸物産<3038>やラクスル<4384>なども下げが目立ち、アイモバイル<6535>は売り気配のままストップ安比例配分となった。


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