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【中国の視点】インド進出:無視できないリスク、香港「和記電訊」に巨額の追徴税


インド当局はこのほど、香港の上場企業「長江和記実業」100%出資の子会社「和記電訊国際」に対し、総額3223億ルピー(約5544億円)の追徴課税を請求した。長江和記の広報部は、インド当局が通知した10年前の追徴税について、当局がインド税法に違反していると反発し、納税する予定がないと発言した。

エコノミストは、今回の追徴課税について、長江和記の業績にあまり影響しないと指摘。ただ、インドなど税制が完備されていない新興国への進出に大きなリスクを抱えることを注意する必要があると警告した。インドでは、高額紙幣の突然廃止など法律の突然変更というリスクが存在していると強調されている。また、同国のモディ首相が投資環境の改善などに注力していたが、大きな改善がみられていないとも批判された。

最新の報告によると、世界の投資環境順位の中で、インドは130位にとどまっているという。

長江和記など中国や香港の大手企業による海外進出件数はここ数年、増加していると報告されている。ただ、欧米などの投資利回りが低いと報告されている上、新興国では法律が完備されていないと指摘されている。こうした国々での投資チャンスとリスクを総合的に評価した上で、進出を決定する必要があると強調された。


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