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GSMA調査:モバイル業界は適切な5G周波数帯の開放により、世界のGDP成長に5650億ドルを創出可能



ミリ波5Gは消費者と企業のために革新を活性化し、5GによるGDP成長率全体で25パーセント寄与


ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- GSMAが本日発表した新報告書によると、
モバイル業界向けに周波数帯を解放して、幅広い業界分野のために革新的な5Gサービスを提供できるようにすることで、2020年から2034年にかけて世界のGDPを5650億ドル、税収を1520億ドル増加できる見通しです1。次世代5Gサービスによって、医療、教育、モビリティーへのアクセスを改善しつつ、公害を低減し、安全性を向上できることになります。しかし、こうした成果は、2019年に開催される次回のITU世界無線通信会議(WRC-19)で、モバイル業界向けの十分なミリ波帯の特定において、政府の支援を得られるかどうかに依存しています。




報告書「ミリ波帯で提供される5Gサービスの社会・経済的恩恵」
は、社会に対する5Gネットワークの全体的な貢献で、ミリ波帯が与える影響を初めて調査・定量化したものです。ミリ波帯は、最も大容量の5Gサービスを担うことができます。超高速のデータ転送速度、極めて高い信頼性、低遅延を支える上で理想的な特性を備えているので、新しい使用事例に対応して、世界中の消費者と企業に5Gの恩恵を届けることができるようになります。



GSMA周波数帯担当ヘッドのBrett
Tarnutzerは、次のように述べています。「世界のモバイルエコシステムは、より良い未来を築くために周波数帯を活用する方法を知っています。モバイル通信事業者は、周波数資源の影響を最大化してきた実績があり、ほかのどんな組織よりも、割り当て周波数帯を人々の生活を変えるサービスへと切り替えるための活動を行ってきました。5Gで最高のパフォーマンスを実現するには、周波数帯の計画が不可欠です。WRC-19で、モバイル向けのミリ波帯について、政府から支援を得ることができれば、5G導入で市民のために最大の価値を引き出せるでしょう。」



「すでに50億人を超える人々が、日常生活に不可欠な上に、生活するコミュニティーの経済的持続性の基礎を成すサービスの提供において、モバイルエコシステムに依存しています。5Gは、さらに多くの人々に、より多くの利点とまったく新しいサービスを幅広く提供できますが、これはこの必須周波数帯にアクセスできなければ、実現不可能です。」



消費者と業界にもたらされる新たな可能性



ミリ波5Gは、没入型エンターテインメントなどの超高速モバイルブロードバンドサービスを消費者に提供するだけでなく、市民や企業にとって現在不可能なことを今後可能にする多数のアプリケーションの開発を活性化します。そうした革新成果には、遠隔医療と遠隔教育の強化、産業自動化、仮想/拡張現実など数多くがあります。



医療では、触覚機能を活用したタッチインターネット機能、常時接続型のリモートセンサーやウエアラブルを使用して改善した予防医療、遠隔手術、「スマート」な医療器具を含む遠隔医療の向上は、これらはミリ波帯が実現する高速・低遅延の機能によってのみ実現可能です。



次世代ロボット、遠隔物体操作(遠隔から機械を正確に操作)、ドローン、そしてデジタル化産業センターにおけるその他のリアルタイム制御アプリケーションによって、効率向上、コスト削減、安全性向上が実現するとともに、製品やプロセスの革新につながることが期待されます。



自律走行車による交通では、ミリ波5Gによって、無人車同士がやり取りを行い、クラウドと物理環境が効率に優れた公共交通網を持続的に構築できるようになります。これらを含む多数の革新的な使用事例は、5Gが今後生み出す価値全体の25パーセントを占める見込みです。



ミリ波による世界での成長



アジア太平洋と米大陸の地域は早期段階で既に5Gのリードを確立していますが、両地域はミリ波5GによるGDPで最大のシェアを占め、アジア太平洋は2120億ドル、米大陸は1900億ドルになる見込みです。ミリ波帯によるGDPの成長率は、欧州が2.9パーセントに達し、どの地域よりも高くなると予測されています。



しかし、5Gによる利益は、早期に導入するモバイル市場にとどまらず、その後に世界のその他の分野で導入が進むにつれ、調和の取れた周波数帯によって生まれる規模の経済によって、ますます成長の加速が促進されることになります。サハラ以南アフリカ、中央アジア、中南米、カリブ海などの地域は2026年から2034年にかけて、ミリ波5GアプリケーションによるGDP成長率への貢献が、年間65パーセントを超える可能性があります。



GSMAのBrett
Tarnutzerは、次のようにつけ加えています。「政府は、来るWRC-19で意思決定を行う際に、5Gにおけるミリ波の側面の重要性を認識することが非常に重要です。周波数帯について今正しい決断をすることが、今後10年間にとりわけ途上国市場で経済の急成長を促進する必須です。ミリ波帯は、5Gの最高性能によって期待できる革新的サービスに対応可能な容量を備えています。そして、そうしたサービスを世界中の消費者と企業が許容できる料金で提供するための協業に必要な技術的専門知識と実績を備えているのは、モバイルエコシステムだけです。」



WRC-19では、モバイル向けの新しいミリ波帯について議論することになっています。GSMAは26GHz、40GHz、66〜71GHzをモバイル向けに使用することを推奨します。WRC-19でこれらの周波数帯について世界的な調和を図れば、規模の経済を最大化して、ブロードバンドをより廉価に世界中で提供できるようになります。WRC-19以外では、5Gの超高速ビジョンを実現できる重要なミリ波帯として、28GHzが浮上しています。米国では既にこの周波数帯を使用した商用サービスが開始されているほか、この周波数帯は韓国、日本、インド、カナダなどの国々でもミリ波5Gのために使用されることになります。



報告書「ミリ波帯で提供される5Gサービスの社会・経済的恩恵」には、5G使用事例、創出される価値、GDPへの業界・地域別の貢献などの詳細が含まれており、こちらでご覧いただけます。



この調査は、情報・通信技術分野を専門とするコンサルティング企業のTMGが、GSMAに代わって実施しました。



-以上-



編集者への注記



1.
これは累積的影響で、ミリ波5Gが2020年〜2034年にかけて、5650億ドル貢献することを表しています。報告書は、世界のGDPが2020年〜2034年に42兆1450億ドル増加し、従ってミリ波5GがGDP成長率全体に1.3%貢献すると推定しています。2020年〜2034年における5Gの貢献は総額2兆2000億ドル、つまり同期間中におけるGDP成長率全体の5.3%になるとみられます。



GSMAについて



GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、750社を超えるモバイル事業者を結集しています。そのうち350社以上は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAは、バルセロナ、ロサンゼルス、上海で毎年開催される業界有数のMWCイベントのほか、地域カンファレンスのモバイル360シリーズも実施しています。



詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください:@GSMA。



本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。




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