技術買収により先進的自律運転およびセキュリティーLiDARアプリケーションの能力を加速・拡大
米カリフォルニア州サニーベール--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --ソリッドステートLiDARセンサーおよびスマートセンシング・ソリューションを提供するリーダー企業のクアナジー・システムズは本日、「OTUSピープル・トラッカー」ソフトウエアをレイセオンBBNテクノロジーズから買収したと発表しました。このソフトウエアは、クアナジーの既存のソフトウエア・ポートフォリオを補完し、クアナジーのLiDARセンサーと組み合わせることで、セキュリティーおよび自律運転市場における先進的な人間検知および追跡アプリケーションのためのハードウエアおよびソフトウエア統合ソリューションが出来上がります。
OTUSは高度な人間検知アルゴリズムを使用して人間の特定と追跡を行い、クアナジーのLiDARセンサーと組み合わせて使用した場合、100メートルを超える範囲の混雑した環境で安全およびセキュリティー目的で使用できます。このシステムには、人間を識別するセグメンテーション技術、背景の抽出、オブジェクトのクラスタリング、高度な融合および分割アルゴリズム、持続的追跡アルゴリズム、安定して機能する群衆制御を可能にするその他の高度な機能が搭載されています。複数注目ゾーンに対応しているため、アクティブなモニタリングを細かくコントロールできます。この買収により、クアナジーは、広い空間でリアルタイムに三次元で人間を追跡することのできる最もインテリジェントで完全なソリューションを提供していきます。両社の技術を組み合わせたソリューションは従来のカメラ・システムよりも優れています。例えば、あらゆる気象条件や照明環境で動作でき、警報の誤報は少なく、機材コストや人件費も削減できます。
クアナジーの最高経営責任者（CEO）のLouay
Eldada博士は次のように述べています。「レイセオンBBNのOTUSピープル・トラッカーを取得したことは、LiDARを大規模な輸送や自動化のプラットフォームに統合していくクアナジーの戦略および長期的ロードマップにおける重要な成果です。レイセオンBBNはこの業界で認知されたリーダー企業であり、最も高度なソリューションを持っています。クアナジーは、その存在感を拡大し、新たなレベルの製品パフォーマンスを実現する能力を加速できる立場を確保したことになります。」
このソフトウエアはクアナジーの三次元区域フェンス設定・侵入検知システムであるQガードの基盤です。当社は、Qガードとその人間追跡能力を、フロリダ州オーランドのオレンジ郡コンベンション・センターで9月12～15日に開催されるセキュリティー見本市「ASIS
2016」で展示します。このデモでは、クアナジーLiDARセンサーおよびソフトウエアがOTUSピープル・トラッカーの能力を取り入れたことで人間を持続的に追跡し、命令をPTZカメラに送信し、カメラが対象人物に焦点を合わせることができるようになったことを示します。クアナジーのブースは3078です。
クアナジー・システムズについて
クアナジー・システムズは2012年に設立され、光学、フォトニクス、光エレクトロニクス、人工知能ソフトウエア、制御システムの分野における当社チームの何十年もの経験を基礎としています。シリコンバレーの中心であるカリフォルニア州サニーベールに本社を置くクアナジーは、高解像度の3Dマッピングデータ／物体検知、追跡、分類のためのリアルタイム測定・処理向けに、優れたソリッドステートLiDARセンサー／ソフトウエアを提供しています。応用分野として交通、セキュリティー、マッピング、工業オートメーションなどがあります。クアナジーのLiDARは、商用化に重要な6つの点（価格、性能、信頼性、サイズ、重量、電力効率）において優れる一方、ソリッドステート技術を利用して、大量展開で求められる耐久性と信頼性の要件も満たしています。クアナジーの詳細情報については、www.quanergy.comをご覧いただくか、ツイッターで@Quanergyをフォローしてください。
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