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音と音楽への反時代的アプローチを紹介するアートフェスティバル、第4回「サウンド・ライブ・トーキョー」最終演目は、世界最重要劇団のひとつ、ウースター・グループの初来日公演!



『初期シェーカー聖歌:レコード・アルバムの上演』1 Photo by Steven Gunther


『初期シェーカー聖歌:レコード・アルバムの上演』2 Photo by Paula Court


『初期シェーカー聖歌:レコード・アルバムの上演』3 Photo by Paula Court


『初期シェーカー聖歌:レコード・アルバムの上演』4 Photo by Paula Court

 音と音楽への反時代的でクリティカルなアプローチを、ジャンルにこだわらず、ジャンルを超えることにもこだわらず紹介するフェスティバル、第4回「サウンド・ライブ・トーキョー」がいよいよ佳境を迎えつつあります。フェスティバル最終演目は、ニューヨークを拠点とし、設立40年にして今も現代演劇を牽引する世界最重要劇団のひとつ、ウースター・グループの初来日公演です。



サウンド・ライブ・トーキョー

http://www.soundlivetokyo.com



<『初期シェーカー聖歌:レコード・アルバムの上演』画像>

Photo by Steven Gunther

https://www.atpress.ne.jp/releases/83511/img_83511_1.jpg



Photo by Paula Court

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■ウースター・グループ『初期シェーカー聖歌:レコード・アルバムの上演』

 ニューヨークはソーホーのウースター・ストリートにあるアトリエを拠点とし、日本ではとりわけ怪優ウィレム・デフォーを輩出したことで知られつつも、これまで来日が実現しなかったウースター・グループは、演劇に映像を導入した先駆者であり、テクノロジーを縦横に用いた重層的な演出で演劇の表現領域を40年にわたって拡張・深化してきました。

 その衰えない実験性を支えてきたのは戯曲や素材の確かな<読み>、そして演劇において<模倣>と<再現>が持ち得る力への信頼です。サウンド・ライブ・トーキョーならではの演目は、長年の実験から生まれた洗練の極致『初期シェーカー聖歌:レコード・アルバムの上演』。18世紀から禁欲主義と男女同権を実践した異色の教派「シェーカー」の聖歌を集めたレコードをシンプルな演出で「上演」する異色作です。

「女優たちはイヤーモニターで、おそらく明瞭に、レコードの音を聴いている(『初期シェーカー聖歌』は、ウースター・グループとしてはローテクな作品だが、ノーテクではない。彼女らが着ている質素なシェーカー的衣服には、音響機材が取りつけられている)。オリジナルのレコードの音はかすかに、背後で聴こえている。繊細で不思議な聴覚的効果がそこから生まれる。ある種幻視的に、過去、あるいはこう言ってよければ永遠性が、現在に取り憑く。 [...] 出演者たちは自身が肉化する女性たちへの敬意以外の何も持っていない。しかしその再現行為には甘ったるい崇拝はない。そこにあるのは、アーティストたちと彼女らの先駆者たちの間の真の交感だ」(ベン・ブラントリー、ニューヨーク・タイムズ、2014年5月29日)

 機能的で洗練されたシェーカー家具によりその名を知られるシェーカーは、18世紀後半からコミュニティを合衆国各地に形成して質素で勤勉な生活を送り、生殖を禁じつつも孤児やホームレスを受け入れることで信者を増やし、南北戦争では良心的兵役拒否の先駆となり、最盛期には6,000人を超える信者を擁しましたが、現在は数名しか残っていません。しかし、作曲されるのではなく「授けられる」数々の聖歌は、アメリカのフォーク・ミュージックの要素を取り入れた独特の集中力と美しさを持ち、とりわけ『シンプル・ギフト』はアーロン・コープランドの名曲『アパラチアの春』に取り入れられCMでも使われるなど、教徒以外にも広く愛されてきました。

 そしてシェーカーの実践に共鳴し聖歌を舞台で再現するのは、コーエン兄弟監督『ファーゴ』でアカデミー主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンド、この作品で初めて舞台に上がるエリザベス・ルコンプト(ウースター・グループ ディレクター)、ボーカルグループ「The Roches」のメンバーでもあるサジー・ローチほか豪華女性キャスト。同グループの創立メンバーにして「ダウンタウンのメリル・ストリープ」とも称される名優ケイト・ヴァルクが初めて演出を担当しています。素材の解釈者としてのウースター・グループの本領、そして女性主導の劇団としての持ち味が最大限発揮された傑作です!

●日時:12月22日(火)19:15開場/19:30開演、12月23日(水・祝)15:45開場/16:00開演・18:45開場/19:00開演

●会場:スパイラルホール(港区南青山5-6-23)

●会場ロビーにてウースター・グループ他作品の映像展示あり(開演1時間前開場)

●料金:前売3,500円/当日4,000円

●出演:シンシア・ヘッドストロム、エリザベス・ルコンプト、フランシス・マクドーマンド、ビビ・ミラー、サジー・ローチ/マックス・バーンステイン、マシュー・ブラウン、モデスト・フラコ・ヒメネス、ボビー・マクエレバー、ジェイミー・ポスキン、アンドリュー・シュナイダー

●演出:ケイト・ヴァルク

●詳細情報・映像

http://www.soundlivetokyo.com/2015/ja/early_shaker_spirituals.html

●ウースター・グループ公式ウェブサイト

http://thewoostergroup.org





■新着情報:上映会/トーク「ウースター・グループが過ごしたニューヨークでの40年」

 ジャン・ラシーヌによる17世紀フランス演劇の古典『フェードル』における宮廷のパワーゲームと腐敗を、重層的な映像とバドミントンを導入して再解釈し、「今後のニューメディア・シアターのモデル」(ローズリー・ゴールドバーグ、Artforum、2002年夏)と評されたウースター・グループの傑作『TO YOU, THE BIRDIE!』(2002)の記録映像上映、および世界のアーティストたちの創造環境について学ぶレクチャーシリーズ<世界の芸術劇場>の一環としてのトークが開催されます。

●日時:12月18日(金)19:00~21:00

●会場:東京芸術劇場 シンフォニースペース

●トーク:エリザベス・ルコンプト(ウースター・グループ ディレクター)、ケイト・ヴァルク(同 創立メンバー/『初期シェーカー聖歌』演出)

●聞き手:新井知行(サウンド・ライブ・トーキョー ディレクター)

●料金:1,000円(要予約)

●定員:100名 ※先着順

●逐次通訳あり(映像は字幕なし、関連資料配布)

●主催:アーツカウンシル東京、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)

●平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

http://www.geigeki.jp/performance/event125/





■東京都初耳区(サウンド・インスタレーション)

 視覚的要素にもアカデミックなコンセプトにも依存しない、音のみで勝負するインスタレーションにこだわり、SuperDeluxe企画・制作で昨年から展開しているマルチチャンネル・サウンド・インスタレーション。現代音楽からパンクまで、多様なバックグラウンドのミュージシャンが作り出すステレオでは絶対に体験できない時空間が3日間現出します。

●日時:12月8日(火)~12月10日(木)14:00~22:00

●会場・企画・制作:SuperDeluxe(港区西麻布3-1-25 B1F)

●料金:当日 500円

●参加アーティスト:浅野達彦、石橋英子、キャル・ライアル、柴山拓郎、ジム・オルーク、Phew、嶺川貴子、吉原太郎





■終了したプログラム

●灰野敬二+危口統之『奇跡』

●太田真紀『山羊座の歌』(ジャチント・シェルシ作曲)

●ケン・ジェイコブス作品上映

●ケン・ジェイコブス+恩田晃『ナーバス・マジック・ランタン』

●テーリ・テムリッツ『ナイショ・ウェイブ・マニフェスト』

●クリスティン・スン・キム+V.A.『バウンス・ハウス』

●多田正美、Gaiamamoo、ana-g、木下毅人、ジョー・モリス「東京都初耳区(ライブ・パフォーマンス)」





■開催概要

●アーティスト:灰野敬二、危口統之、ジャチント・シェルシ、太田真紀、溝入敬三、大石将紀、稲野珠緒、神田佳子、有馬純寿、ケン・ジェイコブス、恩田晃、テーリ・テムリッツ、クリスティン・スン・キム、34423、Katsuhiro Chiba、edIT、Matt Karmil、kyoka、Ah-Reum Lee、nanonum、NOEL-KIT、Nyolfen、Phasma、Marina Rosenfeld、hiromi sunaga、James Talambas、TOKiMONSTA、多田正美、Gaiamamoo、ana-g、木下毅人、ジョー・モリス、浅野達彦、石橋英子、キャル・ライアル、柴山拓郎、ジム・オルーク、Phew、嶺川貴子、吉原太郎、ウースター・グループ

●会期:2015年10月2日(金)~ 12月23日(水・祝)

●会場:草月ホール、スパイラルホール、SuperDeluxe、シアター・イメージフォーラム

●主催:PARC - 国際舞台芸術交流センター

●平成27年度文化庁国際芸術交流支援事業

●助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)、日米友好基金、ミッド・アトランティック・アーツ・ファウンデーション

●特別助成:アメリカ合衆国大使館

●チケットお取り扱い:Peatix( http://peatix.com/user/767379

●公式ウェブサイト: http://www.soundlivetokyo.com





■法人概要

名称:特定非営利活動法人国際舞台芸術交流センター

代表:理事長 丸岡ひろみ

所在地:〒154-0002 東京都渋谷区恵比寿南3-1-2 サウスビル3F

設立:1990年12月

事業内容:舞台芸術に関する基礎データを整え、芸術関係の情報および人的ネットワークの構築を図り、また、世界各地の独特な芸術を国内外に紹介して芸術表現の創出・拡大に努め、舞台芸術を主軸として国際的交流と地域の活性化を促進することにより、広く芸術・文化の振興とそのための活動を支援し、よって社会全体の利益の増進に寄与することを目的としています。

http://www.parc-jc.org





■本イベントに関するお客様からの問い合わせ先

PARC - 国際舞台芸術交流センター

Tel:03-5724-4660

お問い合わせフォーム: http://www.soundlivetokyo.com/contact
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