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国立音楽大学「ブーレーズとのレスポンソリウム」公演 第16回 佐川吉男音楽賞《奨励賞》を受賞



演奏会の様子1


演奏会の様子2


演奏会の様子3

国立音楽大学(東京都立川市、学長:武田忠善)が2017年11月11日に国立音楽大学講堂大ホールで開催した「『聴き伝わるもの、聴き伝えるものー20世紀音楽から未来に向けてー』第12夜「ブーレーズとのレスポンソリウム」公演が「第16回 佐川吉男音楽賞《奨励賞》」を受賞いたしました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/162977/LL_img_162977_1.jpg

演奏会の様子1



「佐川吉男音楽賞」は、音楽評論家として長年活動されてきた故・佐川吉男先生のご業績を関係者の心に留めるとともに、生前先生が特に専門とされてきたオペラやチェコ、スロバキア関係の音楽活動の振興を主な目的に同夫人によって平成15年に設立された音楽賞です。中小オペラ団体が主催する公演で、特に優れた成果をあげたもののほか、選考委員が賞に値すると認めたものに対して与えられる賞です。



贈賞式は9月10日(月)日本工業倶楽部(千代田区丸の内)にて、執り行われる予定です。





■実行委員会による贈賞理由

2005年以来、20世紀の優れた現代作品と未来を展望する新作を組み合わせたコンサート・シリーズ「聴き伝わるもの、聴き伝えるものー20世紀音楽から未来に向けてー」を開催してきた。国立音楽大学の教員が監修するテーマと選曲は毎回、刺激的な内容で、現代音楽に対する若い世代の感受性を育み、技術を習得させる機会を提供してきた意義は大きい。



2017年11月の第12夜はブーレーズの《レポン》を取り上げた。客席中央に室内アンサンブルが配置され、聴衆のまわりを6人のソリストとスピーカーが取り巻くライヴ・エレクトロニック・ミュージックである。1984年の作曲で2005年に改訂。今回はその改訂版の日本初演となった。すでに古くなったIRCAMのコンピュータ・プログラムを用いず、今井慎太郎・准教授が新規のプログラムを制作し、音響デザインも加えている。板倉康明客員教授の指揮により、教員、学生、卒業生が一体となって演奏が行われ、ブーレーズの精緻で美しい音響がみごとによみがえった。なお、この作品の前に演奏されたホリガーとメシアンの小品、森垣桂一の委嘱作も充実していたことを申し添えたい。」(佐川吉男音楽賞実行委員会)





■企画者コメント

「聴き伝わるもの、聴き伝えるもの」シリーズは、本学80周年を機に始まり、毎年精選された現代作品と教員の委嘱作品を紹介してまいりました。特に第12夜「ブーレーズとのレスポンソリウム」では、ブーレーズ『レポン』の改訂版日本初演を中心としたプログラムに、作曲専修、コンピュータ音楽専修、弦管打楽器専修の学生、卒業生、教職員が「チームくにたち」として一丸となり、記念碑的なコンサートを成功させました。この企画は大学という研究・教育機関だからこそ実現できたのだと自負しています。

この度の佐川吉男音楽賞奨励賞受賞については、まず非常に難易度の高いプログラムに果敢に挑戦し、飛躍的な成長を遂げた学生達を褒め称えたいです。そして、この演奏会のためにご尽力くださったすべての方々、後援の日本現代音楽協会、一般社団法人日本作曲家協議会、在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、助成を賜りました公益財団法人ロームミュージックファンデーションに御礼申し上げるとともに、今後も学生達と手を携えて、新しい音楽の地平を切り拓き、音楽界全体に貢献できる企画をお届けできるよう精励してまいります。(本学教授、作曲専修代表:今村央子(いまむらひさこ))





■「聴き伝わるもの、聴き伝えるものー20世紀音楽から未来に向けてー」について

本シリーズは2005年国立音楽大学創立80周年記念事業として始まり、2018年で13回を数えます。20世紀以降の音楽世界を築いてきた現代作品「聴き伝わるもの」と、創造の新たな可能性を切り拓く新作「聴き伝えるもの」により未来を展望することをコンセプトとし、毎回異なるテーマによる多様な音楽作品を紹介してまいりました。





■第12夜「ブーレーズとのレスポンソリウム」について

2016年1月に逝去したクラシック音楽界の巨星ブーレーズへの追悼として、『レポン』~6名のソリスト、電子音響装置と室内アンサンブルのための~を上演しました。1995年の日本初演以来2度目、2005年決定稿(2016年出版)としては日本初演というだけでもその意義は明らかですが、さらに、本学教員と学生のみによる演奏、ライヴ・エレクトロニクスは世界的にも稀な挑戦であり、「くにたち」がこれまで積み重ねてきた現代音楽部門のひとつの集大成となりました。

またコンサート前半では『レポン』の空間配置に呼応するように、ブーレーズの師であるメシアン(没後25年)『オルガンの書』、ブーレーズに師事したホリガー『詩編』、メシアンの薫陶をうけた本学教授(当時)の森垣桂一『合奏協奏曲』(委嘱作品世界初演)と、縁の深い作曲家の作品を取り上げました。





■同シリーズ平成30年度の演奏会予定

「聴き伝わるもの、聴き伝えるものー20世紀音楽から未来に向けてー」



第13夜「現代イタリア音楽の系譜」

http://www.kunitachi.ac.jp/event/concert/college/20181110_01.html



日程:2018年11月10日(土)16:00開演

会場:国立音楽大学講堂小ホール

料金:一般:1,500円/学生:500円(全席自由)

主催:国立音楽大学

助成:公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション

お問い合わせ先: 国立音楽大学演奏センター Tel.042-535-9535



【出演】指揮 :板倉康明

室内オーケストラ:クニタチ・フィルハーモニカー

演奏 :現代音楽演奏実習履修生 他



【曲目】F.フィリディ/狩りのプッチーニ

S.シャリーノ/ファノファニア(2010/日本初演)

L.ノーノ/ジェルジ・クルターグへのオマージュ

莱孝之/2018年度国立音楽大学委嘱作品(世界初演)

F.ドナトーニ/ホット

G.シェルシ/一つの音による4つの小品



過去の演奏会記録

・第1夜「20世紀前半の音楽…」2005年6月21日(火)

シェーンベルク「室内交響曲第1番」、メシアン「異国の鳥たち」、

他ドビュッシー、ウェーベルン、バルトーク、ヴァレーズの作品



・第2夜「20世紀後半から21世紀の音楽」2006年10月7日(土)

ベリオ「カーヴで見出す点…」、ライヒ「シティ・ライフ」、

他リゲティ、ミュライユ、T.マイヤー=フィービッヒ、福士則夫の作品



・第3夜「アメリカ実験音楽の風景」2007年10月28日(日)

ケージ「プリペアード・ピアノ協奏曲」、

他アイヴス、ブラウン、クラム、フェルドマン、森垣桂一、北爪道夫の作品



・第4夜「ヨーロッパ20世紀音楽の巨匠たち」2008年10月26日(日)

B.A.ツィンマーマン「ユヴュ王の晩餐のための音楽」、

他ストラヴィンスキー、バルトーク、クセナキス、メシアン、藤井喬梓の作品



・第5夜「音楽と身体 ~カーゲル追悼(田中泯を迎えて)」2009年10月25日(日)

カーゲル「ディヴェルティメント?」、フェルドマン「Why Patterns?」、

他ティエリー・デ・メイ、川島素晴、今村央子の作品



・第6夜「八村義夫とアジア」2011年11月13日(日)

八村義夫「彼岸花の幻想」「星辰譜」「ブリージング・フィールド」、

他ジュリアン・ユー、尹伊桑、渡辺俊哉の作品



・第7夜「ケージ&ナンカロウ生誕100年 ~現在への射程~」2012年11月10日(土)

ルトスワフスキ「ヴェネツィアの遊び」、リゲティ「ピアノ協奏曲」、他ケージ、ナンカロウ、山口博史の作品



・第8夜「日本の協奏的作品の地平」2013年11月9日(土)

武満徹「七つの丘の出来事」、北爪道夫「クラリネット協奏曲」、他細川俊夫、川島素晴、挾間美帆の作品



・第9夜「「音響空間」の世界」2014年11月8日(土)

グリゼー「連作《音響空間》より」、湯浅譲二「演奏詩《呼びかわし》」、他T.マイヤー=フィービッヒの作品



・第10夜「現代ドイツ音楽と笙の世界」2015年11月7日(土)

アレクサンダー・シューベルト「ポイント・ワンズ」、細川俊夫「ランドスケープV」、他今井慎太郎の作品



・第11夜「東アジア、東南アジアにおける現代音楽の系譜」2016年11月19日(土)

譚盾:内部奏法ピアノと10楽器のための協奏曲、藤井 喬梓:光の海~クラリネット、ハープと弦楽合奏のための二重奏曲、他馬水龍の作品

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