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「気軽な出会い」に潜むわな マッチングアプリ利用者の相談急増


 マッチングアプリの利用が広がる中、「気軽な出会い」を悪用したトラブルは急増している。大阪市では「獣医」を名乗る男性(52)が、アプリで知り合った「パパ活」目的の女性たちから言葉巧みに現金をだまし取る事件が起きた。専門家は「必要以上の警戒心を持って」と呼び掛ける。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが2021年に実施した調査では、20~40代のマッチングアプリ利用者516人のうち、トラブルや困ったことがあったと答えたのは、20代で63・6%、30代で58・3%、40代で51・9%といずれも半数を超えた。

 具体的には「イメージと明らかに違った」や「デートに現れなかった」との回答が多く、40代では「詐欺にあった」「お金を貸すように求められた」などの割合が他の世代より高かった。一方、トラブルに直面した利用者の約6割は、問い合わせや相談をしなかったと答えた。

 国民生活センターによると、マッチングアプリなどで出会った人から投資話を持ちかけられて金銭をだまし取られるなどのトラブルは、19年度の72件から23年度は949件に増えた。

専門家「犯罪リスク高い」

 犯罪心理に詳しい西田公昭・立正大教授は「アプリは人と気軽に出会える利便性がある一方、犯罪のリスクも高い。普段以上に警戒心を持ち、相手の素性を見極めることが重要だ。もし被害に遭ったら、すぐにアプリの運営会社や警察に申告してほしい」と話している。【古川幸奈、高良駿輔】

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