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踏切事故で女児死亡 国や群馬県など、再発防止で会議開催へ


 群馬県高崎市の上信電鉄の踏切で女児が電車にはねられ死亡した事故で、国土交通省が来週、県や県内の鉄道事業者、道路を管理する市町村と、遮断機と警報機がない「第4種踏切」での事故の再発防止に向けた対策会議を開くことになった。県は県内74カ所に残る第4種踏切について廃止を促し、難しい場合は遮断機と警報機のある第1種踏切への転換を求める。

 山本一太知事は11日の記者会見で、過去20年に県内で第4種踏切で12件の死亡事故が発生し、13人が死亡していたと明かし、鉄道事業者や市町村と早急に安全対策を検討する考えを示した。「本当に胸が痛む事故だ。今県ができることをしっかりやりたい」と述べた。県民には、踏切で安全を確認し、子どもだけで線路に近づかず、第4種踏切をできるだけ利用しないことも呼びかけた。

 第4種踏切は、道路を横断する形で鉄道が敷設された際、住民の要望で道路を残して開設される場合が多く、廃止には地元との協議が必要になる。一方で第1種踏切の設置には数千万円かかるとされ、県は国の補助金活用も促し、今後は他地域で導入される低予算の手動踏切なども必要に応じて検討する。

 事故は6日午前、高崎市の第4種踏切で、犬を連れていた近くの小学4年生の女児(9)が上信電鉄の電車にはねられ、亡くなった。【田所柳子】

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