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岐阜・岐南町長が辞職 セクハラ認定で 第三者委の調査費一部負担へ


 女性職員らへの99件のセクハラ行為を第三者調査委員会に認定された責任を取り、岐阜県岐南町の小島英雄町長(74)が5日、辞職した。町総務課によると、在職した3年分の退職金1125万円が支払われる。小島氏はこの日、第三者委の調査費約1240万円の一部を町に支払う意向を示した。

 小島氏は5日夕、町幹部会議で最後のあいさつをした後、町幹部らや駆けつけた町民数人に見送られて正面玄関から退庁した。小島氏は報道陣に「(調査費を)払う気持ちは多少ある。町政を停滞させたのは町民に申し訳ない」と述べた。支払う金額は明言を避けた。

「町長選も町議選も出馬しない」

 出直し町長選は4月9日に告示され、14日に投開票される。小島氏は毎日新聞の取材に「今後は、町長選だけでなく町議選にも出馬しない」と話した。

 小島氏は町議などを経て、任期満了に伴う2020年10月の町長選で、次点の新人候補に4票という僅差で初当選した。23年5月、週刊文春に女性職員へのパワハラが報道され、第三者委が調査を開始。先月27日に99件のセクハラのほか、パワハラも認定された。

 セクハラ認定直後の記者会見で、小島氏は新年度の予算審議を見届けるため、5月末まで続投する意向を示した。しかし、町議会が町長不信任案を提出する動きを見せたことなどから翻意し、この日に辞職した。

 出直し町長選を巡っては、一部町議の立候補が取り沙汰される一方、「町政の混乱を収めるため、行政実務に通じた町幹部が出るのが望ましい」(議会関係者)との声もある。【太田圭介】

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