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狂犬病、発症したら100%死亡 犬への予防接種は法令義務


 群馬県伊勢崎市で小学生らが犬にかまれた事案に関連し、X(ツイッター)などでは狂犬病への関心が高まり、「狂犬病の予防接種」「狂犬病ワクチン」のワードが一時トレンド入りした。【デジタル報道グループ】

「狂犬病」だが、犬以外も要注意

 厚生労働省によると、狂犬病に感染した動物に人がかまれたり、ひっかかれたりして、唾液に混ざったウイルスが傷口から体内に侵入すると狂犬病に感染し、発症するとほぼ100%死亡する。ただ、感染した後、ワクチンを連続して接種することで発症を防ぐことができるという。

 人に感染させる主な動物は犬だが、猫▽キツネ▽アライグマ▽スカンク▽コウモリ▽マングース――などからもうつる可能性があるという。一方、通常は人から人に感染することはない。

 狂犬病に感染した犬の症状には、極度に興奮し攻撃的な行動を示す「狂騒型」、下半身から上半身にまひが広がり、食べ物や水がのみ込めなくなる「まひ型」がある。

 人が感染した場合は、強い不安感▽一時的な錯乱▽水を見ると首の筋肉がけいれんする▽高熱▽まひ▽全身けいれん――などが起き、呼吸障害などの症状を示して死亡する。

世界では年間5.5万人が亡くなる

 世界保健機関(WHO)の推計によると、狂犬病に感染して死亡する人は世界で年間約5万5000人。このうちアジア地域が3万人以上という。

 一方、日本は世界でも数少ない「狂犬病の発生がない国」とされる。海外で犬にかまれるなどして帰国後に発症する「輸入感染事例」を除けば、国内での発生報告は1956年の人、57年の猫を最後にない。

 50年に制定された狂犬病予防法は、犬の飼い主に対し、犬への年1回の予防接種を義務づけ、違反者には20万円以下の罰金を科している。

 また、飼い主の意思に反して、飼い犬が通行人らにかみつくなどしてけがをさせると、過失傷害や重過失傷害の罪に問われたり、損害賠償を請求されたりする可能性がある。

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