立憲、次期衆院選で240人以上を擁立へ 泉氏、政権交代へ意欲

　立憲民主党の泉健太代表は6日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、次期衆院選で単独過半数（233議席）を上回る240人以上の候補擁立を目指す考えを示した。

　立憲は4日の党大会で「小選挙区における候補予定者200名の擁立を目標にさらなる発掘を進める」と明記した2024年度活動計画を採択。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で岸田政権に対する世論が厳しさを増す中、泉氏は比例単独候補を含めた擁立目標を打ち出すことで政権交代への意欲を改めて示した形だ。

　泉氏は「前回の衆院選で議席を減らし、政権交代を実現しようという機運が高まるまでには少し時間を要した」とした上で、「可能な限り早期に200以上にし、最終的には単独過半数を取れる240を上回る候補者をそろえたい」と語った。「自民党の政権は日本の停滞を招いた。新たな候補者を集めて、政権を獲得していきたい」とも語った。

　岡田克也幹事長は6日の記者会見で「小選挙区でたくさん当選すれば、比例が足りなくなるから、比例単独（候補）も数をそろえなければいけない。比例単独も含めて240というのは首尾一貫した話だ」と説明した。【中村紬葵】