名神高速道路の立ち往生が全面解消 19時間ぶり

　大雪の影響で岐阜県関ケ原町の名神高速道路関ケ原インターチェンジ（IC）付近で24日朝から続いていた車両の立ち往生は25日午前4時に全て解消した。一時最大約770台が滞留していたが、全面解消は約19時間ぶり。

　中日本高速道路によると、関ケ原IC付近では24日午後2時の時点で、上り線5・5キロに約270台、下り線6・6キロに約500台が滞留。岐阜羽島IC－栗東湖南IC間を通行止めにし、同社や、岐阜県から災害派遣要請を受けた陸上自衛隊などが除雪作業を進めていた。

　24日午後11時には上り線約1・6キロに約110台、下り線約4・4キロに約350台まで減り、25日午前0時には上り線の滞留が解消。約3・8キロに約330台が残されていた下り線も同午前4時に解消された。

　同社はさらに道路上の除雪作業を進め、通行止め区間の通行再開を目指す。

　地元消防によると、立ち往生した車両2台に乗っていた50代男性、5歳と1歳の男児の計3人が体調不良を訴えて救急搬送された。【山下俊輔】