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年中OKの「カキ」お披露目 味濃く、貝柱に甘み 福岡市漁協支所


 冬の味覚として有名な養殖カキを夏場にも食べたい――。そんな願いをかなえる新品種のカキがお披露目された。福岡市漁業協同組合唐泊(からとまり)支所(同市西区宮浦)が品種改良に成功した「唐泊恵比須かき」。1年を通じて出荷でき、漁協は「身はふっくらとしてカキ独特の臭みがない。多くの人に食べてほしい」と期待を寄せる。【竹林静】

 漁協によると、通常のカキは夏に向けて産卵の際に卵をはき出す。産卵したカキは身が痩せて出荷に適さないが、新品種は産卵を抑制することで栄養分が蓄えられ、季節を問わず食べられる。

 漁協は2021年度、新品種の試験養殖を開始。専用のバスケットに稚貝を入れ、身の重さが30~50グラムになるまで育てる。現在はシンガポールや香港への輸出分のみ生産しているが、24年以降は同支所のカキ小屋などで1個(約50グラム)150円で販売できるよう生産量を増やす。

 新品種を試食した福岡市の高島宗一郎市長は「味が濃くて、貝柱に甘みがあっておいしい」と絶賛した。カキが「苦手だった」という同支所運営委員会の岩城和久会長も「おいしく食べられた。国内でも販促活動をするので、今後も支援をお願いしたい」と話した。

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