長野・中野市の立てこもり 建物から女性1人が逃げ出し救助

　長野県中野市の建物で男が猟銃や刃物を持って立てこもっている事件で、県警は25日、この建物から女性1人が逃げ出して救助されたと明らかにした。県警によると、建物内にはまだ人がいるとみられ、県警が詳しく調べている。

　捜査関係者によると、救助された女性は、立てこもった人物の母親とみられるという。

　この事件では、男女4人がけがをし、うち40～50代ぐらいの女性1人と男性警察官2人が搬送先の病院で死亡が確認された。残る1人は立てこもった人物の近くにいるため、救助できていないとの情報もある。

　死亡した警察官2人は、いずれも中野署に勤務する玉井良樹警部補（46）と池内卓夫巡査部長（61）と確認された。【鈴木英世】