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乗客ため息「温かいもの食べたい」「不便さ実感」 東横線信号故障


 11日午後4時ごろ、東急東横線自由が丘駅(東京都目黒区)付近で、落雷により信号設備が故障した。東急電鉄によると、踏切が開かなくなったり、信号に不具合が生じたりして、東横線と目黒線の全線で運転を見合わせた。その後、一部で折り返し運転が始まり、目黒線は午後7時10分に運転を再開した。東横線では渋谷駅―武蔵小杉駅間で運転見合わせが続いたが、午後8時半ごろ運転を再開した。

 武蔵小杉駅前のタクシー乗り場には午後7時半ごろ、約30人が列を作っていた。横浜駅からの帰宅途中だという東京都東久留米市の女性(85)は知人の女性(74)とともに同駅で途中下車し、タクシーを待つ列に約3時間並んだ。女性は「こんなに立ちっぱなしなのは初めて。おなかもペコペコで、早く温かいものを食べたい」と話し、ようやくタクシーに乗り込んだ。

 渋谷駅の東横線改札では運転見合わせを知らせるアナウンスが流れ、電光掲示板にも折り返し運転の区間などが表示された。駅員が振り替え輸送の利用方法などを案内する窓口には行列もできた。

 渋谷駅から武蔵小杉駅まで東横線を利用する予定だったという川崎市の会社員、吉田あい佳さん(20)はスマホで代替路線を検索。「雷の音がすごいのは気づいたが、運転見合わせになるとは思わなかった。JRを使えば帰宅はできるが遠回りになり面倒なので、もう少し待ちます」とため息をついた。

 東横線で帰宅予定だった横浜市の会社員男性(26)はCDショップを巡るなどし、1時間半ほど渋谷で時間を潰した。「会社から出た時には雨はやんでいたので、ここまでの事態になっているとは思わなかった。いつも便利な分、止まると不便さを実感します」と話した。【井川加菜美、安藤いく子、斎藤文太郎】

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