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神奈川県議会、立憲が3会派に分裂 ハラスメントなど混乱続く


 神奈川県議会事務局は8日、統一地方選で改選された県議会(定数105)の新たな会派構成を発表した。自民党の48人に次ぐ28人(推薦含む)が当選した立憲民主党が、「考え方や意見の相違」(立憲の県連関係者)から3会派に分裂した。立憲の県連は昨年の参院選の候補者擁立を巡って内紛に陥ったほか、その後も女性議員から県連内でのハラスメントの訴えが相次ぐなど、混乱が続いてきた。会派分裂でその混乱ぶりが改めて露呈した格好だ。

 立憲は今回の県議選で、獲得議席を2019年の前回選から3議席増やした。立憲は全国的に党勢の衰えが顕著だが、県連の赤野孝之幹事長は選挙後、「踏みとどまった」と一定の評価をしていた。その矢先の会派分裂だけに赤野氏は取材に「みんなで一緒にやっていこうとしていたので残念だ」と漏らした。

 立憲の所属議員は選挙前まで、1人を除いて一つの会派に入っていた。県連幹部によると、一部の議員が選挙後、「考え方や意見の相違」から別の会派入りすることを表明。幹部らが説得したものの事態は収まらず、結局、立憲民主党・かながわクラブ(14人)▽立憲民主党(10人)▽かながわ未来(10人のうち4人が立憲所属)――の3会派に分裂した。

 この他の会派では、最大が自民党(50人)で、公明党(8人)、日本維新の会(6人)、共産党(2人)など。維新は初めて議会で代表質問ができる交渉会派(4人以上)になった。

 立憲の県連を巡っては、昨年の参院選(改選4、欠員補充1)で、「共倒れ」の懸念が指摘されながら候補者2人を擁立。1人が欠員補充の5議席目に滑り込んだものの、内紛に陥った。また昨年12月には、女性議員にハラスメントやそれに類する言動があったとして、男性県議3人が党員資格停止などの処分を受けていた。【岡正勝】

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