北海道新聞社、セミナー応募者86人分のアドレス表示しメール送信

　北海道新聞社は10日、主催するセミナーの応募者86人に対し、誤って全員のメールアドレスが表示される状態でメールを送信したと発表した。三浦辰治営業局長は「関係者におわびし、再発防止に努める」と謝罪。10日午後6時時点で、誤送信による被害報告はないという。

　同社によると、東京支社営業局の担当者1人が10日昼、主催事業の抽選結果を通知しようと応募者86人にメールを送信したが、設定を誤ってアドレスを表示したまま送信した。また、誤送信したメールアドレスの一部に氏名を類推できる表記が含まれていたという。

　送信後の10日午後1時40分ごろ、受信者からの指摘で発覚した。北海道新聞社は「メールの送信前に複数人でのチェックを徹底するなどして、情報管理体制を強化する」とした。今年3月、同社東京支社報道センターの記者が誤って民事訴訟の訴状などを無関係の第三者にメールで送信しており、誤送信のトラブルが続いている。【山田豊】