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「小沢一郎政治塾」が活動休止 「立憲、ばかにされている」と注文


 立憲民主党の小沢一郎衆院議員(80)は19日、自身が塾長を務め、約22年続けた「小沢一郎政治塾」の活動を休止すると発表した。東京都内で開いた塾での講演で「二十数年間続いてきた政治塾を、ここでいったん、中休みすることになるが、今後も友情の絆を保っていきたい」と述べた。

 政治塾は、若手政治家の発掘や各界で活躍するリーダーを育てるため、小沢氏が旧自由党の党首だった2001年に開講した。03年の旧自由、旧民主両党の合併後も私塾として存続。1期2年間で政治、経済、外交、社会などさまざまなテーマについて講義や討論を行ってきた。いずれも旧民主党出身で長崎県諫早市長の大久保潔重元参院議員、大谷啓元衆院議員など国会議員も輩出した。

 小沢氏は自民党幹事長や旧新進、旧自由、旧民主、旧生活の各党代表などを歴任した政界の実力者。塾での講演内容は、その時々の政治状況に関する分析や批判もあって注目され、メディアで報じられることもあった。

 この日は、憲法を巡る議論やロシアのウクライナ侵攻などに関して講演し、塾OBを含め約200人が聴講した。所属する立憲については「つまらない問題でも何でも結論を出すのが最後だ。だから、ほかの野党からもばかにされてしまう」などと、最後も「小沢節」で注文を付けた。

 塾関係者は休止の理由について「事務局体制刷新のため」と説明している。現在の塾生は在籍期間に関わらず19日で「卒塾」となる。小沢氏は「私自身としては、できるだけ早くまた再開したい」と語ったが、塾生募集を再開するめどは公表されていない。【安部志帆子】

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