ネタニヤフ新政権発足＝「最も右寄り」、対パレスチナ強硬―イスラエル

　【カイロ時事】イスラエル国会（定数１２０）は２９日、右派政党リクードと極右、宗教政党が合意した新たな連立政権の信任投票を行い、賛成多数で承認した。リクード党首のネタニヤフ氏が約１年半で首相に復帰し、対パレスチナ強硬路線で「史上最も右寄り」と評される新政権が発足。ただ、過激な姿勢への懸念も出ており、ネタニヤフ氏は難しい政権運営を求められそうだ。 　ネタニヤフ氏は投票前の演説で「統治と平穏、個人の安全を取り戻す」と強調。反対派は「うそつき」などと抗議した。投票の結果、賛成６３で新政権は承認された。　【時事通信社】 〔写真説明〕イスラエル右派政党リクードのネタニヤフ党首＝１１月１５日、エルサレム（ＥＰＡ時事）