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創業者逮捕、刑事事件に発展=顧客資産流用か―FTX破綻


 【ニューヨーク時事】暗号資産(仮想通貨)交換業大手FTXトレーディングの経営破綻が刑事事件に発展した。中米バハマの当局は12日、創業者のサム・バンクマン・フリード前最高経営責任者(CEO)を逮捕。身柄は米国に引き渡される見通しだ。米司法当局は、顧客資産の流用や暗号資産の相場操縦などを捜査しており、破綻の経緯や経営実態の解明を進める。  破綻を受けてCEOに就いたジョン・レイ氏によると、FTXはバンクマン・フリード容疑者ら少数の幹部に権限が集中。経営状況を把握する記録がないなど、「企業統治の完全な失敗」(レイ氏)の状態だった。  FTXは顧客資産と、バンクマン・フリード容疑者が個人で所有する投資会社アラメダ・リサーチの資産を混同して管理していたほか、10億ドル(1380億円)が関係者への融資などに使われていたという。米メディアは100億ドルの顧客資産がFTXからアラメダに貸し付けられ、そのうち10億ドルが行方不明になったと報じている。  バンクマン・フリード容疑者は11月末のオンラインイベントで「多くの間違いを犯した」と話した。ただ、FTXの顧客資産とアラメダの資産を「故意に混同していたことはない」と強調し、資金の管理状態を完全に把握していなかったと釈明している。  米紙ニューヨーク・タイムズによると、米連邦検察当局は相場操縦によって利益を上げていた疑いでも捜査している。  FTXは11月11日に信用不安から資金繰りに行き詰まり、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。暗号資産業界で過去最大規模の破綻とされ、資産を預けていた個人顧客らは100万人を超えるとみられている。 【時事通信社】 〔写真説明〕FTXトレーディング創業者のサム・バンクマン・フリード容疑者=2月9日、ワシントン(AFP時事)
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